トヨタ 新型 オーリス 120T(1.2ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎(3/4)

トヨタ 新型 オーリス 120T(1.2ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎
トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

オーリスの1.2ターボは実用域重視の性格

トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎

試しに1500~2000回転で微妙にアクセル開度を変えると、ムダな変速が行われず忠実に速度を増減させる。いわゆるダイレクト感のある運転感覚に仕上げた。

この働きはフォルクスワーゲンのDSG、ホンダ車のDCTといったクラッチ方式のATでも可能だが、低回転/低速域で速度調節を行う時など、エンジンやクラッチの制御がスムーズさを欠いて車両の動きがギクシャクする場合がある。CVTならこの不都合も生じない。

1.2リッターターボが最も得意な回転域は2000~4000回転。最大トルクが発生して、アクセル操作に対する反応も自然だ。旧来のターボ車にありがちなターボラグ(アクセルペダルを踏み込んだ後、若干の時間差を置いて駆動力が高まる現象)も生じない。

この後もアクセルを踏み続けると、4800回転付近から速度の伸び悩みが見られる。最高出力が発生するのは5200~5600回転だが、回す価値があるのは5400回転くらいまでだ。最高出力の数値も116馬力にとどまる。つまり典型的な実用エンジン。CVTには7速の疑似変速モードも備わり、パドルシフトによる変速操作も可能だが、これらの付加的な機能はエンジンの性格に合わない。

全てのモデルで1.2ターボを搭載すべき

トヨタ オーリス 120T(1.2直噴ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎

そもそもCVTの走りのメリットは、フル加速時にはエンジン回転を最もパワフルな領域に固定させ、無段変速機能で最大の加速力を得られる点にある。エンジン回転をムダに上下させるシーケンシャルやパドルを使った疑似変速、あるいはステップ変速制御は、CVTのメリットを妨げる遊び道具に過ぎない。1.2リッターのターボは、こういった付加価値と組み合わせるエンジンではなく、オーリスの本流に位置付けるべきだ。

となれば既存の1.5リッターや1.8リッターのノーマルエンジンを廃止して、すべて1.2リッターのターボとするのが合理的だろう。今のところ1.2リッターのターボを搭載するグレードは120Tのみ。価格を高めることも視野に入れ、スポーツシートや木目調パネルなどを装着したが、もっと幅広いグレードに積極的に活用すべきだ。

[欧州仕込みのハンドリング、その仕上がりは・・・次ページへ続く]

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ オーリスの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ オーリスのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ オーリスの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ オーリスの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ オーリスのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる