トヨタ 新型 アクア「G’s」試乗レポート/今井優杏(2/3)
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- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:島村栄二
クルマというものは鉄板を貼り合わせて作られている。その鉄板と鉄板を留めるのがスポット溶接なのだが、2枚の紙をホッチキスで留めるのを想像して欲しい。間隔を空けてホッチキスするよりも、たくさんホッチキスしたほうがしっかり留まるうえに、紙自体の曲げの強さ(剛性)も上がるでしょう。
でも鉄板を溶接するんだから、一旦製品になってしまったクルマに溶接を追加しようと思ったら、一回鉄板だけの丸裸にしてしまわなければいけなくなっちゃう。その手間もお金も大変だから、効果は立証されていても、そう簡単には手を出せないってわけなのだ。
「アクア G’s」もブレースの追加はもちろんのこと、一番弱いところ=大きな開口部であるドア付近にスポット溶接が加えられ、ドアを閉める音からして剛性を感じさせる出来になっている。
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