1世代で終わってしまったのは残念! スズキの隠れ名車3選
- 筆者: MOTA編集部
ワゴンRやハスラー、スイフトなど、軽自動車やコンパクトカーを得意とするスズキ。小さい車に知恵や技術を凝縮した車作りが特徴で、日本のみならず世界中から高い評価を獲得しています。しかし、そんなスズキの中にも、1世代で販売を終了してしまった車種があるのです。今回は、1世代で販売が終了してしまったものの、よく見れば名車と言えるスズキの車3選をご紹介します。
2人乗りシティコミューターのツイン
2003年に登場したスズキのシティコミューターであるツイン。スズキを代表する軽自動車アルトをベースに全長を660mm短く切り詰め、2人乗りに変更されています。
全長は大型バイク並み(例:2014年式ハーレーダビッドソン FLHTCUTG トライグライドウルトラ2670mm)のわずか2735mmしかないため、市街地での取り回しがよく日常の買い物に最適。また、角のない丸みを帯びたスタイルに、丸型ライトを採用し、親しみやすく可愛らしさがあるデザインもツインならではの特徴です。
軽自動車初のハイブリッドシステム搭載車
スズキ ツインは、デビューのタイミングで軽自動車初となるハイブリッドモデルをラインナップしています。自社開発のハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを配置する構造となっており、10・15モードで34km/Lという優れた環境性能を実現。ガソリン車の価格が49万円~89万円であったのに対し、ハイブリッドモデルの価格が129万円~139万円と高額であったため、販売台数が伸びず、総生産台数10106台で販売を終了しました。
スズキ ツインの中古車相場
■中古車掲載台数:140台
■中古車相場:15万円~120万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月25日時点のデータ
欧州仕込みの走行性能を持つスプラッシュ
スズキ スプラッシュは、2008年から販売を開始したコンパクトカー。同社のコンパクトカー スイフトよりも、一回り小さいサイズですが、全高があるため室内空間にゆとりがあります。世界に通用する走りと快適性を目指すためヨーロッパで走り込みを行い、エンジン、ボディ、足まわり、シートなどを開発しました。
世界に通用するが日本では通用しなかった走りの質
高い速度域が多い欧州での走り込みにより、足まわりは踏ん張りが効く若干ハードセッティングとなります。この欧州車のように締め上げられた走りこそスプラッシュの魅力です。
しかし、速度域が低い日本の街中では、ゴツゴツとした乗り心地という評価になってしまいます。その結果、約6年間の販売期間で17262台という販売台数にとどまり、1代限りで姿を消すことになってしまいました。
スズキ スプラッシュの中古車相場
■中古車掲載台数:60台
■中古車相場:24万円~79.7万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月25日時点のデータ
スズキ初Dセグメントセダンのキザシ
スズキ キザシは2009年にデビューし、受注生産のみで販売していたDセグメントセダン。厚みのあるフロントとリアのスタイリングにより、塊り感のあるどっしりとした印象となっています。
「世界の市場に向け、新しいクルマ作りに挑戦する」というスズキの未来への兆しを見せたモデルでしたが、受注生産であったことも影響し、わずか3379台の登録台数で販売を終了。日本ではなかなかその姿を見ることのできない、超希少車となってしまいました。
25%超の約900台が警察車両
一般ユーザーにはなじみの薄いキザシですが、スズキ初の警察車両という意外な側面を持っています。捜査車両として900台ほどが導入されていますが、白黒カラーのパトカーではなくいわゆる覆面のため「警察車両に多い!」という印象もあまりないかもしれません。
警察車両のキザシは一般販売の仕様と異なり、フォグランプとパーキングセンサーがなく、ルーフ中央後部にアンテナを装着。またインテリアは、ファブリックシートに変更され、ステアリングがウレタンとなり、パドルシフトがないという特徴があります。
スズキ キザシの中古車相場
■中古車掲載台数:15台
■中古車相場:40万円~160.4万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月25日時点のデータ
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