スズキ 新型スイフト 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
比べてみると明らかに「新しい」新型スイフト
3代目の新型スイフト。一見あまり変わらなかったように思えるエクステリアだが、2代目と並べると明らかに新しく見えるのは、スイフトらしいアイコンを各部に持ちつつも、前後の表情やボディパネルの抑揚などに、微妙な新しさが加わったからだろう。
ボディは全長が95mm長くなったものの全幅は1,695mmと、海外市場がメインのクルマながら日本市場で重要な5ナンバー枠を堅持したことも、ひとまずよかったと思う。
実車を見て変わったことを直感するのは、むしろインテリアだ。
先代ではいささか安っぽかったインパネの雰囲気がまったく変わって質感がグッと高まり、いまどきのBセグの世界水準からしてもまずまずのレベルに達した。
シートのつくりもしっかりとしており、可倒式アームレストも備わった運転席は、調整機構が充実したことも特筆点。標準状態から上方への調整幅が若干増し、下方にも20mmダウンできるようになった上、前後スライドも、より細かいピッチで調節できるようになった。
ステアリングには、欧州勢では常識ながら、国産勢のこのクラスでは遅れ気味のテレスコピック機構が付いているところも評価したい。
ややアップライトな前後シートポジションは先代と同様で、前記ボディサイズの拡大は、居住空間やラゲッジスペースの容量の拡大に当てられたわけではなく、走行性能と安全性の向上が主たる目的だったようだ。
ラゲッジについては、テールゲート下端位置が先代よりもずいぶん高くなったのが気になるが、これは後衝時のダメージを抑えるためだという。使い勝手としては、低いほうが荷物の積み下ろしはしやすいだろうが、大きなアンダーボックスが備わったので、総合的には新しいほうが便利に使えるんじゃないかと思う。
ただ、リアシート中央に3点式シートベルトが与えられなかったのは残念。法制化を受けて、おそらく今回のモデルチェンジで装備されると思っていたのだが、なぜか見送られたようだ。
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