キャンプまでの移動をクルマWi-Fiで楽しもう!カーナビのカロッツェリアだからこそ開発できた秘密とは!?【東京アウトドアショー2022】
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:島村 栄二
「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」には、カーナビゲーションやカーオーディオメーカーとして名をはせるカロッツェリアも出展。ブースには、「CYBER NAVI」をはじめとしたカーナビなどの主力製品のほか、デモカーとしてトヨタ RAV4とスズキ ジムニーを展示していた。
RAV4には、フラッグシップナビの「CYBER NAVI」、ジムニーには「楽ナビ」を搭載。どちらも9V型の大画面を持ち、車種ごとに専用設計された取り付けキットによって美しくビルトインされていた。
気になる車内のデータ通信量問題を解決する車載用Wi-Fiルーター
注目は、カロッツェリアが2020年12月に発売を開始した「クルマWi-Fi」だ。
ドライブや仕事でクルマに乗り込んでも、今やインターネットを使用しないことは無い、と言っても良い時代になった。しかし、車内でのインターネット検索、サブスク音楽配信サービスでの楽曲ダウンロード、オンラインゲーム、仕事でデータを送受信したりすると、気になるのがデータ通信量。
でも車載用Wi-Fiルーターなら、ドコモのLTEデータ通信が定額無制限で使いたい放題なのだ。
これにより、カーナビやリアモニターの美しい画面でYouTubeなどのストリーミングビデオを観たり、地図の自動更新など膨大なデータ量が必要になる場面にも対応できる。
カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーターはナビなどなくても単体で利用することが可能
カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーターでは、同社のカーナビを搭載していなくてもdocomo in Car Connectに契約すれば、誰でもサービスが利用できるのもポイント。通信費も1年で税込1万3200円とリーズナブル! 30日(税込1650円)、1日だけ(税込550円)など、クルマの使用シーンに合わせたプランも用意している。ルーター本体の定価は税込2万7500円だ。
サービスのスタートも容易で、ルーター本体裏のQRコードをスマートフォンで読み取り、申し込み・クレジットカードもしくはdポイントで料金をチャージすると、すぐに開始される。給電はシガー電源から行われるが、電源コードが長いため、車内のどこにでも置けるのは嬉しい。
使えるのはクルマの中だけ! その代わり超リーズナブルな価格設定が実現出来た
基本的にはクルマのエンジンONでルーターの電源が入るが、走行中以外でも、エンジン始動後30分、走行後停止して60分間を経過すると受信しなくなる。
これはルーターが車載用で、車外で使用できないようにするための設計なのだが、走行しているのはどうやってルーターが検知しているのか、走行しているのなら、電車やバスの車内でも使えてしまうのでは? と気になってくる。
でもそこは、世界有数のカーナビメーカーのカロッツェリア。同社が蓄積してきた、他メーカーでは開発できないほどの高度な技術をふんだんに投入し、クルマのみで作動する仕組みになっているというから凄い。
車載用Wi-Fiルーターは、クルマでの移動が多い、家族とのドライブで通信が必須、などのユーザーには、ぜひ注目してほしいアイテムだ。
サイズアップにトゥイーターも!ジムニー専用スピーカーで音質向上
デモカーでは、カロッツェリアのスピーカーによる高音質を楽しめるようになっていた。
ジムニーではフロントドアのスピーカーを、純正の13センチから16センチ径のカスタムフィットスピーカーに変更。中音域のロスを改善する遮音クッションを備える、ジムニー(JB64/JB74)専用スピーカー取付キットを介して設置する。
さらにドアミラー付け根には、同社のチューンナップトゥイーターを設けていた。こちらも取付けはジムニー専用に開発されたキットで行っている。低音域をドアスピーカーで、中高音をトゥイーターに担当させることで、著しい音質向上を実現。ジムニー車内で過ごす時間が、さらに楽しくなりそうだ。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二]
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