【試乗】スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 速攻試乗レポート/今井優杏(3/4)

【試乗】スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 速攻試乗レポート/今井優杏
スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏 画像ギャラリーはこちら

CVT時代に、あえてMTベースの5速オートギアシフト(5AGS)を用意した理由とは

スズキ 新型 アルト[37.0km/L(ガソリン車No.1低燃費)] 試乗レポート/今井優杏

待望の試乗会は工業地帯を含む市街地で行われた。

決して路面は良いとは言えず、荒れたアスファルトやワダチ、路面のへこみやアスファルト塗装のケバ立ちも多いエリアだ。

今回試乗が叶ったのはエネチャージ付きCVTと、5速セミオートマの5AGSだ。

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まず試乗したのは5AGSの「F」グレード(FF・レーダーブレーキサポート装着車:869,400円)。

5速マニュアルトランスミッションをベースに、クラッチとシフト操作を自動化した5速オートギアシフト(5AGS)だ。すでに同社の“軽トラ”キャリイに搭載されているが、国内の乗用車には初採用となる自社製の新しいトランスミッションである。

もともとインドを始めアジア方面向けに開発され、現地では廉価で手に入れられる自動変速機として爆発的な人気を誇るユニットだが、ここ日本においてもCVTより廉価に販売出来るとあって、商用車としても多くの需要が見込まれるアルト(とアルトバン)にも採用された。

実は現在、商用車として現役ではたらくアルトとアルトバン中、およそ7~8割はMT。しかしAT限定免許の所持率も上がって来て、廉価な自動変速機を求める声は多かったという。そこでこれまで採用されていた4速AT、もしくは3速ATではなく、将来性という意味も込めてこの5AGSがはじめて採用されたのだという。

荷物満載での走行シーンをも想定したシフト設定

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乗り出すと、さすが商用ベースというだけあってかなりローギアで引っ張る。DCTやCVTなど、スムーズな変速に慣れてしまったカラダには、上のギアにポンポンとテンポよく入ってくれたほうが心地いいと思うのだが、荷物を満載にして走るようなシーンが想定される都合上、あまり燃費に振りすぎず、トルクが出きったところでシフトアップするような制御にされている。

しかし空荷で私ひとりの試乗となると、このシフトアップのタイミングはすこしもったりして感じる。しかも加速時は1速~、2速~、3速~、とギアが変わるたびにいちいち変速ショックも出てしまうので、運転には慣れが必要な上、助手席や同乗者から若干の苦情が出る可能性は高い。

合流や追い越しなど、再加速が必要になるようなシーンではアクセルペダルを強く踏み込むようなシーンも多いと思うが、ぐっとアクセルペダルを踏んだらとたんに下のギアに入ってしまい、加速したいのにタイムラグが生まれてしまうような場面も試乗では経験した。

たとえばフィアットのチンクエチェントのロボタイズドATや、アルファロメオのセレスピードなんかのフィールを『ええやんか』と感じる人はこの5AGSで問題ないと思う。しかしそれ以外の多くの人は操作への適応に時間がかかるかもしれない。

乗ってて楽しくなるようなAGSを

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しかし、この5AGSの導入の理由を四輪トランスミッション設計部・第二課長の山田弘昭氏に聞いたところ、「作り手の想いとして、昔ながらのクルマを運転する楽しさを復活させたかったのです。国内マーケットがCVT一辺倒となるのではなく、マニュアルライクなダイレクト感、伸びの良さ、乗ってて楽しくなるようなAGSもありますよ、と。確かに燃費はCVTよりも出ませんが、燃費だけではないクルマ本来の楽しさを思い出してもらいたい」と言われたら、なんか胸がじ~んと熱くなってしまったのだった。はい、私は典型的な情にもろい関西女なのでした。

うん、たしかにネガティブはあるが、玄人ウケしそうなフィールではあるかもしれない。

[37.0km/Lの大本命、エネチャージ+CVTモデルのインプレッションは・・・次ページへ続く]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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