新型アルトにMTモデル追加を切望! 免許取り立てユーザーと高齢ドライバーにはぴったりの仕上がりとなること間違いなし

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スズキ 新型アルトが2021年12月にデビューした。最大のトピックはシリーズ初のマイルドハイブリッドモデルを追加し27.7km(WLTCモード)をマークした点、そして衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全装備の充実化が挙げられる。それでいて100万円を切るグレードをラインアップするなど、オススメのモデルに仕上がっている。だが、新型アルトは全車CVTとなりMTモデルが廃止されてしまっているのだった。そこで今回は新型アルトに是非追加して欲しいMT車について考えてみたい。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型アルトの魅力はマイルドハイブリッドと先進安全装備の強化だけじゃない! 内装の仕上がりも文句なしだった
  2. 【新型アルトMTモデル待望論1】初めてクルマを所有する若年層にピッタリの仕上がり
  3. 【新型アルトMTモデル待望論2】クラッチ操作のあるMTモデルなら誤作動による交通事故も防げる!? 高齢ドライバーにもオススメしたい一台に
  4. スズキは機転の効くメーカー! だからこそ新型アルトの展望に期待

新型アルトの魅力はマイルドハイブリッドと先進安全装備の強化だけじゃない! 内装の仕上がりも文句なしだった

スズキのもっともベーシックな軽自動車であるアルトが、2021年12月にフルモデルチェンジされた。新型アルトはステレオカメラを用いたスズキセーフティサポートなる先進安全装備や、サイド&カーテンエアバッグといった安全装備を全グレードに全車標準としながら94万3800円からという低価格を実現。リッター20km以上の実用燃費が期待できる経済性と環境性能を両立しているのだ。

それでいて安っぽさのない明るい雰囲気の内外装を持ち、走りも軽快で運転も楽しめるなど、ベーシックな軽自動車として申し分ない仕上がりだ。

ただ1つだけ新型アルトで残念なのが先代モデルまであったMTの設定がなくなったことで、ここでは新型アルトにMTを熱望する理由を挙げていく。

>>スズキ 新型アルトワークスは2022年後半に登場か!? 新型アルトの完成度からすれば現行モデル以上にオススメのモデルになる見込み

【新型アルトMTモデル待望論1】初めてクルマを所有する若年層にピッタリの仕上がり

1つ目はFF車なら車重が約700kgと軽い新型アルトは、MTならさらに運転を楽しめるクルマに違いないからだ。

筆者はフルモデルチェンジ寸前に先代アルトのMTモデルに乗る機会があったが、乗る前の想像通りの「クルマを動かす」というプリミティブ(根源的)な楽しさに溢れていた。こういったクルマは初めてクルマを買う若者向けという意味でも存続して欲しい存在だ。

>>スズキ アルトは間も無くフルモデルチェンジ! 期待したいのはMTモデルの存続とアルトならではの楽しさだ

【新型アルトMTモデル待望論2】クラッチ操作のあるMTモデルなら誤作動による交通事故も防げる!? 高齢ドライバーにもオススメしたい一台に

そして2つ目は対照的に高齢者にもピッタリのクルマだからだ。というのも、暴走事故の防止にクラッチ操作が必要かつペダルの踏み間違いがほぼないMTは非常に有効であると考えている。高齢者の中には「ATは怖い」という人が少なからずいるほどなのだ。

そこに先代アルトのMTモデルにはなかった先進安全装備が加われば、暴走事故はほとんど防げると考えるのだ。加えて、普段意識して動かすことが少ない左半身をクラッチとシフト操作で使うMTは身体機能の維持というメリットもあり、その意味でもアルトのMTは存続して欲しい存在だ。

>>さすが庶民の味方スズキ! 高齢者限定の残価設定プラン開始で、ライバルを突き放す

スズキは機転の効くメーカー! だからこそ新型アルトの展望に期待

ただ、最新世代のスズキの軽自動車は自動ブレーキなどとの関係もあるのか、2代目モデルとなった現行ハスラーには先代モデルにあったMTが登場から2年が経っても設定されていないといった心配もある。

しかし、スズキは「小回りの効くメーカー」という特徴もあり、噂にもならないうちに新型車が出ることもよくあるだけに、アルトのMTが前触れもなく突然復活することを期待したい。

【筆者:永田 恵一】

スズキ/アルト
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新車価格:
106.5万円161.3万円
中古価格:
9.5万円318万円

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

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