スズキ アルトは間も無くフルモデルチェンジ! 期待したいのはMTモデルの存続とアルトならではの楽しさだ

画像ギャラリーはこちら
全国統一価格や当時の税制を鑑みて商用車登録とするなど、画期的な商品設計でスタートしたスズキ アルト。現在もなお軽自動車の基本形として老若男女問わず支持されている。現行モデルは8代目モデルにあたり、今年2021年にはデビューから8年目を迎えており、間も無くのフルモデルチェンジが予想されている。今回は現行アルトに改めて試乗したうえで、新型アルトに期待したいことを考えてみた。
目次[開く][閉じる]
  1. 現行アルトを通じて新型モデルを予想
  2. 初代アルトは徹底的なコストカットで大ヒットに
  3. 現行アルトは軽量ボディが魅力! 走行性能を高めた派生モデルも人気
  4. 現行アルトの魅力は「操る感覚」! クルマらしい仕上がり
  5. 新型アルトにもMTモデル存続を切望! リアシートの快適性と安全性はアップへ

現行アルトを通じて新型モデルを予想

スズキというより日本で買える乗用車でもっともベーシックなモデルはアルトだ。現行モデルは2014年登場と、そろそろフルモデルチェンジがあってもいい時期だ。

ここではアルトというクルマをその起源から振り返り、最近乗ったちょっとマニアックな現行アルトを通じて感じた次期モデルへの期待を考えてみた。

>>スズキ 新型アルトワークスは初のマイルドハイブリッド搭載!? 先進装備の充実で車重はキープし、価格は160万円スタートか!?

初代アルトは徹底的なコストカットで大ヒットに

1979年に登場した初代アルトは「ベーシックな軽自動車」というポジションは今と同じながら、非常に画期的なモデルであった。

というのも初代アルト開発における大きな柱は「安価なモデルにすること」だった。しかし、当時は軽乗用車にも15%の物品税が課せられていたのもあり、軽乗用車の価格は60万円程度した。

税金の安い商用車としてデビュー! 市場調査を生かした商品作り

だが、軽商用車なら物品税が掛からないのに加え、「軽自動車に三人以上乗車することは滅多にない」という調査結果もあった。そこに着目したスズキは初代アルトを「リアシートはお飾り的で済む、のちにボンバン(ボンネットバンの略)と呼ばれる軽商用車にすればいい」というコンセプトで開発。

必要最低限の装備のみ!

さらに初代アルトはウインドウウォッシャーを電動でなく手動ポンプとするなど、シンプルな構造に。徹底的なコストダウンも行い、47万円という低価格を実現。初代アルトは大ヒットし、他社も初代アルトのコンセプトに追従した。

>>新車がたった47万円!? 常識をブチ壊した初代アルトはエポックメイキングなクルマだった【偉大なクルマ】

2代目モデルからアルトワークスを追加!

アルトは2代目モデルでのスポーツモデルのワークスを追加。アルトが3代目モデルだった平成元年度からは物品税が消費税に移行したことでボンバンのメリットは薄れたため、ちゃんとしたシートが付く5ナンバーの乗用モデルが中心となった。

また、6代目と7代目モデルではワークスが途切れたが、それでも「安価な軽セダン」というコンセプトを一貫し、現在に至る。

現行アルトは軽量ボディが魅力! 走行性能を高めた派生モデルも人気

現行アルトもキープコンセプトながら、ハーテクトと呼ばれる新しいプラットホームの採用などにより最軽量車で610kgという、東京湾アクアラインの橋のようなところで強風に遭うと「軽さが原因」と思われるフラつきがあるほどの軽さには驚かされた。

現行アルトの価格は86万3500円からと安価だが、安っぽさはないどころか明るい気分になるインテリアを持つ点にも感心させられる。

さらに登場数カ月後にはターボ+MTを自動化したAGSを搭載した「ターボRS」の追加(現在はラインナップ落ち)。そして登場約1年後にはMTメインとなるアルト ワークスの復活といったスポーツ性も忘れておらず、現行アルトは老若男女みんなの味方のようなクルマである。

>>スズキを変えた立役者! スイフトは革命児だった【偉大なクルマ】

現行アルトの魅力は「操る感覚」! クルマらしい仕上がり

私事となるが、つい最近読者の方が持つアルトに乗せていただいた。NAエンジンを搭載する標準系モデルで、かつ唯一MTがあるFグレード(86万3500円)であった。

筆者はこのクルマに大変興味があったのだが、乗ると軽さが理由なのか駐車場で動かしただけで笑みがこぼれるほど。

それは道路に出ても同じで「いかにも自分がクルマを動かしている」というプリミティブな楽しさに溢れていたのだ。価格とは関係なく、乗って楽しい。要するに“精神的には豊かになれる”という期待通りに魅力あるクルマだった。

>>三菱 eKワゴン、日産 デイズの電気自動車が2022年初頭に発売! しかも価格は200万円だ

新型アルトにもMTモデル存続を切望! リアシートの快適性と安全性はアップへ

この経験もあり、新型アルトへの期待はずばりキープコンセプトである。また、いろいろあるにせよベーシックなMTを衝突被害軽減ブレーキ付で残してもらいたい。

MTに衝突被害軽減ブレーキを付けられたら、暴走事故対策は最強だった。リアシートのヘッドレストは全グレード標準装備で最低限の値上げなら文句はない。

普段気にすることは少ないが、アルトのようなクルマはエントリーカーや生活の安価な足として重要な存在なだけに、スズキらしくブレずに継続してほしい!

現行モデルはグレード整理中! 欲しいユーザーは一早い注文を

なお、近々フルモデルチェンジがあるためなのかグレード整理が理由なのか定かではないが、アルトのNAエンジン+MTの新車はマツダにOEM供給されるキャロルも含め品薄になっているという。そのため、次期アルトではこの組み合わせがない可能性もあるので、欲しい人はとりあえず買っておくことを勧める。

【筆者:永田 恵一】

スズキ/アルト
スズキ アルトカタログを見る
新車価格:
73.7万円168.6万円
中古価格:
6万円294万円

MOTAおすすめコンテンツ

この記事の画像ギャラリーはこちら
永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

新車の見積もりや値引き、中古車の問い合わせなど、自動車の購入に関するサポートを行っているMOTA(モータ)では、新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、最新の自動車記事を展開しており、それらの記事はMOTA編集部編集主幹の監修により、記事の企画・取材・編集など行っております。MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
MOTA PR企画
カー用品・カスタムパーツ
ワンランク上の宿で、贅沢なひとときを... 渓谷に佇む隠れ宿 峡泉

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

  • 複数社を比較して、最高値で売却しよう!

    車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか?販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。1社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目指しましょう。

  • 事前にネット上で売値がわかるうえに、過剰な営業電話はありません!

    一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。MOTA車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。最大10社以上の査定結果がネットで確認でき、高値を付けた3社だけから連絡がくるので安心です。

新車・中古車を検討の方へ

新着記事

人気記事ランキング

おすすめの関連記事

スズキ アルトの最新自動車ニュース/記事

スズキのカタログ情報 スズキ アルトのカタログ情報 スズキの中古車検索 スズキ アルトの中古車検索 スズキの記事一覧 スズキ アルトの記事一覧 スズキのニュース一覧 スズキ アルトのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる