“即日完売”の伝説を生んだスバル WRX STI「S207」試乗レポート(1/5)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:和田清志
試乗記執筆の前に、そのクルマが売り切れ御免になるという未曾有の出来事に遭遇(涙)
STI(スバルテクニカインターナショナル)の新型コンプリートカー、WRX STI「S207」は、ちょっと良いカーナビを付けようものなら支払い総額がなんと700万円にもなるというスバル史上最高額のクルマながら、限定400台が受注開始の当日に完売状態となってしまったことが話題となりました。
そんなS207へ、実際に試乗する機会が得られました。
S207は即完売という驚愕の事実も納得できる、期待を超える甘美マシンであることが確認できましたが、もはや買えなくなった以上ただその素晴らしさを伝えるだけでは空しいので、ここではS207が壮絶な人気車となった理由を分析しながら、その乗り味などの印象を報告させていただきます。
もうひとつの大きな理由は、S207のベースとなる「WRX STI」自体の評価の高さです。
2014年8月に国内デビューしたWRX STIは、1年3ヶ月が経った今でも月間の国内販売台数は200~300台で推移しており、MT(マニュアルトランスミッション)オンリーという硬派なスポーツセダンとしては大健闘の人気ぶりといえるでしょう。
モータースポーツではデビュー戦の2014年こそ苦戦したものの、2015年シーズンは各カテゴリーにおいて圧勝の連続で、販売面と実戦の両方で結果を出し続けています。そもそも歴代WRXは「戦い、勝つために生まれたクルマ」なので、モータースポーツでの好結果が販売に反映されるのは当然かもしれません。
また、「レヴォーグ」や「WRX S4」などの同時期に開発されたモデルは最初の年次改良でサスペンションのセッティング変更を受けましたが、WRX STIだけはアプライドB型でも足回りの仕様変更を受けなかったことからも、最新スバル車の走りの頂点にあるマシンとして、最初から揺るぎない絶対的な自信の元に仕上げられた乗り味が与えられていることがわかります。
そんなスバル車最強性能を誇るWRX STIの究極バージョン「S207」であれば、多くのファンが待ち焦がれていたというのも納得できる話です。
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