スバル R2 新型車徹底解説(1/6)
- 筆者:
個性的デザインを最優先したR2の復活
昭和44年にスバル2番目の軽自動車としてデビューしたモデルと同じ名前を持つ軽自動車「R2」がデビューした。すでに平成15年の東京モーターショーでお披露目されたモデルと基本的には同じだ。実質上はプレオの後継モデルとなるR2だが、プレオが完全消滅するわけではない。プレオはリーズナブルなモデルを中心に一部が存続され、しばらくは併売という形が取られる。
ユーティリティ至上主義とも言うべきボックス型レイアウトが主流となりつつある軽自動車だが、一部のユーザーは軽自動車らしいコンパクトなボディを求めていることも事実。そうしたユーザーに対し、スズキはツインという究極的なモデルを発売したわけだが、スバルも同じような考えを持っていた。その答えがR2だ。
ツインのように軽自動車の規格サイズよりも小型化するということはしなかったが、ボックス型レイアウトではなく、デザインを最優先したクルマ造りをしてきた。その結果、寸法面やポケットの数では、ほかの軽自動車には負ける項目が多い。しかし、そうした数字には現れない部分の魅力で勝負をしようとしているのが、R2なのだ。
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