レヴォーグ、イッキに未来へ! 劇的進化のインフォテインメントシステムに驚く! スバル 新型レヴォーグ 徹底解説&試乗

  • 筆者: 嶋田 智之
  • カメラマン:小林 岳夫・SUBARU
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ここまで、スバル 新型レヴォーグの大きな特徴3つのうち2つについて解説してきたが、今回は3番目。インフォテインメントシステムはじめ日常的な使い勝手の進化についてだ。生真面目なスバルらしい進化が感じられる2代目レヴォーグの詳細をサクッとご紹介する。

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目次[開く][閉じる]
  1. 走りやアイサイトの進化だけじゃない! レヴォーグのバージョンアップは他にもたくさん
  2. 11.6インチの縦型インフォメーションディスプレイ&液晶メーターに注目!
  3. スバルのノウハウがたっぷり反映されたシートや荷室の進化に感心

走りやアイサイトの進化だけじゃない! レヴォーグのバージョンアップは他にもたくさん

テストコース内の限られたシチュエーションではあったけど、走りは全体的にますます良くなって、もともとのスポーティな持ち味にも磨きがかかった。先進運転支援システムは大きく進化して、“もっとぶつからないクルマ”になった。

それだけでも充分に喜ばしいのだけど、新しいレヴォーグがバージョンアップしていたのは、そこだけじゃなかった。

ちょっと駆け足になっちゃうけど、触れておきたいと思う。

▼解説&試乗 その1はこちらでチェック

11.6インチの縦型インフォメーションディスプレイ&液晶メーターに注目!

未来過ぎる! でも妙に落ち着くレイアウト

まずはインテリア関連。ダッシュボード周りがこれまでよりもクッキリした安定感のある水平基調のTの字ベースのデザインになって、視覚的にちょっと落ち着いた感がある。

そのTの字の縦と横の交わるところに位置する主役的な存在が、新たに設けられた大画面11.6インチの縦型インフォメーションディスプレイだ。

さまざまな操作系統、設定系統の機能がここに集約され、ナビゲーション、オーディオ、エアコンなどの飛躍的よく使う機能も、音声認識と並行してこちらで操作することができる。

Apple CarPlayやAndroidAutoなどスマホとの連携機能も、もちろん備わっている。iPadのようなタブレット端末を操作する感覚で使うことができるのは、やっぱり便利だと感じる。

メーターも12.3インチのフル液晶画面に

メーターパネルは、新たに12.3インチのフル液晶となった。通常の画面では速度計と回転計という2眼メーターを中心とした表示となるが、インフォメーションディスプレイと連携してナビゲーションを表示できる画面や、アイサイトの状況を中心とした画面に切り替えることもできる。

誕生した年を考えれば仕方ないことだけど、初代レヴォーグはこの分野では立ち後れたかたちになっていた。それがこのタイミングでの考えられる最良のレベルに達した、と考えてもらっていいだろう。

ちなみにこれらはEXグレード系に標準装備される。

スバルのノウハウがたっぷり反映されたシートや荷室の進化に感心

きっとこういうシートは長く乗っても疲れにくい

新型レヴォーグは、シートもよくなったな、と感じた。

形状そのものやウレタンの硬さ、バネの特性、身体を支持するプレートなどに手が入っているというが、腰がちゃんと包み込まれて背中の座りもいいから、スラロームのような区間でもホールド性には満足できるしドライビングの姿勢が崩れない。支えて欲しいところをしっかり支えてくれるという印象だ。

実際にこれでロングを走ったわけじゃないから、あくまでも経験から来る予想みたいなものだけど、こういうシートは疲れにくい。

荷室の進化もワゴンの老舗SUBARUブランドならでは

ステーションワゴンとして重要な荷室も、使い勝手がさらによくなった。

リアゲートの下側の方の開口部の横幅がざっくり3cmほど広くなってるし、荷室の床下に設けられたサブトランクの容量が29リッターも大きくなった。

床上と床下を合わせて、荷室容量は先代より+39リッターの561リッター。ゴルフバッグ4つをそのまま積めて、後方視界もしっかり確保できる広さだ。

こっちのほうがイイじゃん! 他社とは一味違う「ハンズフリーオープンパワーゲート」

リアゲートにも嬉しい仕組みが組み込まれていた。

リアゲート中央部のスバルのエンブレムに肘をかざすだけで、ゲートが自動的に開くハンズフリーシステムが備わっている。両手で大きな荷物を抱えているとき、雨の日に傘で片手が塞がってるときには、これはとても便利である。

バンパーの下に足を入れると自動で開くシステムが主流だけど、大きかったり重かったりする荷物を持っているときにはバランスを崩しやすかったりもするから、屈んで肘をかざすだけで済むこちらの仕組みの方が使いやすいかも知れない。

[筆者:嶋田 智之/撮影:小林 岳夫・SUBARU]

※次回はいよいよ総集編。気になる新型レヴォーグの「弱点」とは。新型レヴォーグに向いている人・向いていない人ってどんなタイプ!? そんな新型レヴォーグ徹底解説の総まとめをご紹介する!

▼続きはこちらから▼

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スバル/レヴォーグ
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新車価格:
310.2万円576.4万円
中古価格:
74.8万円655.4万円

新型レヴォーグ STI Sport EXの主要スペック

スバル 新型レヴォーグ STI Sport EX

グレード名

STI Sport EX

全長×全幅×全高

4755mm×1795mm×1500mm

ホイールベース

2670mm

駆動方式

AWD

車両重量

1580kg

乗車定員

5名

エンジン種類

水平対向 4気筒 1.8L 直噴ターボ(DIT)

総排気量

1795cc

エンジン最高出力

130kW(177PS)/5200~5600rpm

エンジン最大トルク

300Nm(30.6kg・m)/1600~3600rpm

トランスミッション

リニアトロニックCVT

使用燃料

レギュラー

燃料消費率(JC08モード燃費)

16.5km/L

燃料消費率(WLTCモード燃費)

13.6km/L

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嶋田 智之
筆者嶋田 智之

本人いわく「ヤミ鍋系」のエンスー自動車雑誌、『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー専門誌『ROSSO』の総編集長を担当した後、フリーランスとして独立。2011年からクルマとヒトに照準を絞った「モノ書き兼エディター」として活動中。自動車イベントではトークのゲストとして声が掛かることも多い。世界各国のスポーツカーやヒストリックカー、新旧スーパーカー、世界に数台の歴史的な名車や1000PSオーバーのチューニングカーなどを筆頭に、ステアリングを握ったクルマの種類は業界でもトップクラス。過去の経歴から速いクルマばかりを好むと見られがちだが、その実はステアリングと4つのタイヤさえあるならどんなクルマでも楽しめてしまう自動車博愛主義者でもある。1964年生まれ。記事一覧を見る

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