スバル レガシィツーリングワゴン 2.0GT DIT 試乗レポート/大谷達也(1/3)
- 筆者: 大谷 達也
- カメラマン:オートックワン編集部
新しく加わったレガシィの300psモデル「2.0GT DIT」、気になるその実力は!?
「スバリスト」、そんな言葉があります。
トヨティストもホンディストもニッサンニストも、残念ながら聞いたことはありません。でも、スバルだけは、スバルを愛する人たちを指す特別な言葉として「スバリスト」があります。すごいな、と素直に思います。
もちろん、どの自動車メーカーにもそれぞれの個性があります。でも、スバルはとりわけそれが強い。だって、水平対向エンジンを今でも作り続けている日本車メーカーはスバルだけ。世界的に見ても、スバル以外はあのポルシェだけですから。
ちなみに、トヨタ86も水平対向だけれど、あれは厳密にいうとスバル製。脱線ついでに付け加えておくと、トヨタもその昔は自社製の水平対向2気筒エンジンを作って、パブリカとかS800とかに積んでいました。
どうして、スバルは水平対向エンジンを作り続けているんでしょうか?小型・軽量で、低重心で、ピストンが向かい合って動くから振動が起きにくい、という話はよく聞きます。でも、水平対向のおかげでボディ剛性が上がっている、という話はあまり聞きません。
ところがこれ、本当なんです。背の低い水平対向エンジンは下側の面がフラットなので、左右のフロントサスペンションを低い位置でつなぐ柱(メンバーとか言ったりします)を、まっすぐで太いものにすることができます。
でも、普通の横置き直列4気筒エンジンだと、オイルパンと呼ばれる部品がエンジンの下側に飛び出しているので、先ほどのメンバーを曲げたり細くしたりしなければなりません。
もちろん、太くてまっすぐなほうが頑丈なクルマを作りやすい。
ほら、左右のフロントサスペンションを上側でつなぐストラットタワーバーってつけたりするじゃないですか。それと同じものが、エンジンの下側にも取り付けられるようなものです。しかも、特別しっかりしたヤツが。
おかげでボディが頑丈になって走りが安定する。スバルが水平対向エンジンを作り続ける理由は、こんなところにもあるんです。
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