レガシィ ヒストリー -前編-(3/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:富士重工業株式会社
より格調高いレガシィへ 2代目編
1993年10月、レガシィは2代目のBD/BG型に移行。ヒット作のモデルチェンジにつき、内容的には実にキープコンセプト。ボディサイズを5ナンバー枠に収めつつも、ホイールベースは初代よりも50mm延長した2630mmとされた。厚みの増した内外装デザインは、先進性のある初代に比べると一般的なものとなったが、クオリティ感は大きく増していた。2.0GT(4速AT)で価格286万600円。
熟成の進んだボクサーエンジンは、250psを発生する2L DOHCツインターボを筆頭に、同NAのDOHC(150ps)とSOHC(125ps)、2.2L SOHC(135ps)の4種類が設定された。
駆動系には、MT車にビスカスカップリングLSD付きセンターデフ、AT車にアクティブトルクスプリット式、GT/RSのAT車にはVTD-4WD(不等&可変トルク配分電子制御4WDシステム)が新たに採用された。
1994年6月には、マルチポイントインジェクション、ローラーロッカーアーム、等長エキゾーストシステムなどを採用し、実用燃費の向上を図った1.8L SOHCエンジン(115ps)を搭載する「LX」グレード が追加。
また同年10月には、160psの2.5LDOHCエンジンを搭載した「250T」を追加。スペックこそGTに劣るものの、ゆとりあるドライバビリティをもたらす格調高いモデルとして、レガシィのもうひとつの顔となった。
1995年8月には、アウトバックの前身である「グランドワゴン」が追加(1997年8月より「ランカスター(LANCASTER)」となる)。最低地上高200mmを確保し、205/70R15サイズのオールシーズンタイヤや、大型前後バンパー&プロテクター、ストーンガード付き大径フォグランプなどの専用装備が与えられた。北米市場向けの新タイプのSUVだが、日本でも予想を超える人気を博した。
1996年6月のマイナーチェンジでは、「BOXER MASTER-4」と名づけられた新開発エンジンを搭載。バルブシステムのソリッド化、低フリクションピストンの採用などにより、EJ20ターボエンジン(5速MT)で最高出力280ps/6,500rpm、最大トルク34.5kgm/5,000rpmを発生。国産車の2Lクラスの量産エンジンで初の280psを達成した。
また、TXグレードにはリーンバーンエンジン搭載車が設定された。 エクステリアも細部が変更され、GT-Bグレードへの17インチアルミホイール採用したほか、ボディカラーに新色を設定するなどした。
1997年9月の一部改良では、2Lターボエンジンの5速MT仕様の圧縮比を高め、低中速トルクを強化。また、GT-Bのスポーティイメージを高めた「GT-Bリミテッド」が追加された。
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