スバル 新型アウトバック日本導入は2年遅れ! 先行する北米では早くも新バージョン登場!? 日本にはない2.4ターボ版も
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:茂呂 幸正・SUBARU
スバルは2021年9月2日(木)、フルモデルチェンジした新型「レガシィ アウトバック」を発表した。2021年10月の正式発売を前に先行予約を開始する。実はこの新型アウトバック、2019年4月の北米・ニューヨークショーで公開済み。同年夏には北米での発売を開始しており、日本は実に2年遅れの導入となった。
そんな経緯もあって、新型レガシィ アウトバックは北米仕様と日本仕様で異なる点がある。今回はその違いをご紹介しよう。
初代は1994年登場、新型で6代目という老舗ブランドのクロスオーバーワゴン
スバルのレガシィ アウトバック(アウトバック)は、SUVラインナップを持たなかったスバルが、北米でのSUV需要の高まりに応えるべく、1994年に誕生させた。スポーツワゴンとして国内で人気を集めていた2代目「レガシィツーリングワゴン」をベースに最低地上高をアップ。内外装にSUVテイストを盛り込んだ、クロスオーバーワゴンの先駆けだ。
当初国内では「レガシィグランドワゴン」の名で発売され、その後「レガシィ ランカスター」と改名。さらに2003年登場の3代目からは、北米同様に「レガシィ アウトアック」の名に統一された。
今回国内でも発表された新型アウトバックで6代目という、なかなかの老舗ブランドとなっている。
北米向けには日本にない2.4ターボエンジンが搭載されている!
さて、北米で売られるアウトバックと、今回国内で発表されたアウトバックでは何が違うのだろうか。
最も大きな違いはエンジンラインナップだ。
日本国内仕様は、2020年発売の新型「レヴォーグ」向けに新開発された水平対向4気筒 1.8リッターターボエンジン(177馬力)を搭載する。国内向けの先代(5代目)アウトバックの2.5リッターノンターボエンジンは175馬力だったから、排気量を抑えながら同等の性能を確保したことになる。
ただし、北米仕様には、従来型の国内向けアウトバックにもあった2.5リッターノンターボエンジンに加え、最高出力260馬力を発揮する新開発2.4リッターターボエンジンを搭載する点が大きな違いとなる。
これは、従来北米仕様に存在していた水平対向6気筒 3.6リッターの大排気量エンジンに代わる位置付けだが、この性能差は日本のスバリストにとっては不満の種となっている。
しかし残念ながら、この2.4リッターターボをアウトバックの国内仕様へ採用する予定は今のところない模様だ。
日本にはない、米国だけのヘビーデューティ仕様「ウィルダネス」がある!
さらに北米向けアウトバックには、もうひとつの特別なモデルがある。その名は「アウトバック ウィルダネス」だ。車高はさらに20mmもリフトアップされ、悪路の走破性をさらに高めてある。搭載エンジンはやはり2.4ターボだ。
外観もさらにハードな雰囲気を高めたヘビーデューティな仕様となっており、なかなか格好良い仕立てとなっている。
北米スバルでは、このウィルダネス仕様をSUVモデル「フォレスター」にも設定し、新たな需要の柱として期待をかけている模様。こちらも公式発表としては「国内導入の予定はなし」なのだが、1.8リッターターボ仕様でも構わないから早々に国内に導入して欲しいところだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:茂呂 幸正・SUBARU]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。