スバルの新型アウトバックとトヨタ ハリアーの使い勝手&内装比較! 上質感ならハリアー、快適性ならアウトバックを選ぶべきだ

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ゆったり乗れて荷物も積みやすくて、高い走行性能と上質感を兼ね備えているSUVが気になっている人も多いのではないでしょうか?

とくに、新型が発表されたばかりのスバル アウトバックや、2020年にフルモデルチェンジしたラグジュアリーSUVの代名詞とも言えるトヨタ ハリアーは比べてみたい存在です。

この記事ではアウトバックとハリアーの室内空間や使い勝手を比較し、どちらがどんなライフスタイルにぴったりなのかを検証します。

目次[開く][閉じる]
  1. アウトバックはアウトドア志向の強いグレードも用意! ハリアーはエレガントなクーペスタイルだ
  2. ゆったりとくつろげるのはアウトバック! ハリアーは包み込まれるような空間に仕上がっている
  3. ラゲッジの広さはアウトバックの方が優勢

アウトバックはアウトドア志向の強いグレードも用意! ハリアーはエレガントなクーペスタイルだ

アウトバックはアウトドアレジャーやロングドライブにもってこいの一台

まず新型アウトバックは、2021年10月7日(木)に発表されたばかりで、北米でも人気のSUV。ボディサイズは全長4870mm、全幅1875mm、全高1670mmと、街中でもギリギリ扱いやすくアウトドアレジャーやロングドライブにも余裕のあるサイズです。

パワートレーンは1.8L直噴ターボの4WDのみ。内外装に上質感がしっかりと感じられるのは、上級グレードの「LIMITED EX」429万円。アウトドア志向が強い内外装となる「X-BREAK EX」414万7000円もあります。

ハリアーはアウトバックよりやや小さめだが美しいクーペフォルムが魅力だ

ハリアーは高級SUVとしての知名度が高く、最新モデルはエレガントさとたくましさが絶妙にバランスした、美しいクーペフォルムを感じさせるSUVです。ボディサイズは全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmで、アウトバックよりやや小さめですが、存在感は十分。パワートレーンは2.0Lのガソリンと2.5Lのハイブリッドで、それぞれに2WDと4WDが設定されています。

グレードはガソリンがエントリーグレード「S」299万円から、トップグレードの「Z “Leather Package"ガソリン」423万円まで。ハイブリッドがエントリーグレード「Sハイブリッド」358万円からトップグレード「Z ”Leather Package”ハイブリッド」482万円までと豊富なラインアップです。

今回は、アウトバックの「LIMITED EX」とハリアーの「Z ”Leather Package”ガソリン」を比較します。

ゆったりとくつろげるのはアウトバック! ハリアーは包み込まれるような空間に仕上がっている

アウトバックとハリアー、どちらも上質さを高めるシートを用意する

まず室内の広さや雰囲気について。アウトバックの室内は、数値的には室内長1840mm、室内幅1545mm、室内高1245mmです。前席はゆったりと大きなシートで、センターコンソールも幅が広いので大人2人が適度な距離感でくつろげます。

インテリアは、11.6インチの大きな液晶ディスプレイがセンターパネルに置かれ、左右に広がる羽のようなインパネが特徴的。シートは標準装備がブラックにシルバーステッチが入ったファブリック。それでもカジュアルすぎず上質感はありますが、オプションでタン(オレンジステッチ)かブラック(シルバーステッチ)の本革(ナッパレザー)が設定されており、タンを選ぶとインパネやドアトリムなどもコーディネートされ、オシャレで上質感もさらにアップします。

後席は広大というほどではないものの、頭上も足元も十分な余裕があり、6:4分割でリクライニング機能もあります。快適装備としては、シートヒーターが運転席&助手席&後席左右、左右独立温度調整式フルオートエアコンと後席ベンチレーション、カップホルダー付きのリヤシートセンターアームレストが標準装備。

サンルーフはオプションとなっています。USBは前後に2個ずつ、助手席トレイやシフト前ポケット、フロアコンソールサイドポケットなど、こまごました荷物が収納しやすい印象。後席のドアにも大きなボトルホルダー&小物ポケット、コートフックが備わっています。

ハリアーはややタイトだが包まれる心地よさがある室内空間

ハリアーの室内は、室内長1880mm、室内幅1520mm、室内高1215mmと、アウトバックに比べるとやや横幅と高さがタイトにはなりますが、狭いという印象はなく包まれるような心地よさ。インテリアは馬の鞍をイメージしたという立派なセンターコンソールが運転席と助手席を隔てているのが特徴です。

ブラック基調でセンターだけブラウンが使われ、モダンで洗練されたインテリアとなっています。とくにこのトップグレードでは本革シートが標準装備で、ステアリングやシフトノブも本革巻となり、ハリアーの中でも上質感が高いモデル。

12.3インチのT-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステムも標準装備で、9スピーカーの良質な音も楽しめます。

後席はしっとりとした座り心地で包まれ感のある空間。快適装備としては、快適温熱シートが運転席と助手席、左右独立温度コントロールフルオートエアコンに前席集中モード付き。ウイルスに効果のある微粒子が従来の10倍も放出されるという「ナノイーX」も標準装備されています。

カップホルダー付きのリヤセンターアームレストもあり、コートフックやオープントレイ、スライド式のアームレストにもなるコンソールボックスがついています。大きな特徴は、足元やドアハンドル、スカッフプレートなどいろんなところがブルーに光る、イルミネーテッドエントリーシステム。

地下駐車場や夜間に乗り降りするたびに、ムーディーな光の演出が楽しめます。調光パノラマルーフはこのグレードにのみオプション設定されています。

ラゲッジの広さはアウトバックの方が優勢

ラゲッジの使い勝手を比べてみると、アウトバックの5人乗車時の容量は561L。これは床下のサブトランク39Lを含みますが、このクラスのSUVとしてはトップレベルの大容量です。開口部が広くスクエアで、横幅は最大で1149mm、高さは815mm。

ポップアップタイプのトノカバーがついているので、荷物の出し入れの際にトノカバーをいちいち外さなくても出し入れしやすくなっています。後席は6:4分割で前倒しでき、スッキリとフラットなスペースに。倒せば奥行きは1677mmにまで拡大し、長く大きな荷物も積みやすくなっています。体の一部をエンブレムにかざすだけで開閉できる、ハンズフリーオープンパワーリヤゲートが標準装備です。

ハリアーのラゲッジは、5人乗車時で409L。容量はアウトバックより小さくなりますが、左右にちょっとした小物が置けるデッキサイドポケットがあり、デッキボード下にも小物が入るボックスがあります。開口部は掃き出し口下辺がややすぼまっており、中間くらいの高さがいちばん広くなっています。横幅は最大で1265mm、高さは750mm。

トノカバーはオプションです。後席は6:4分割で前倒しでき、ほぼフラットになります。すべて倒すと奥行きは1805mmまで拡大するので、長い荷物が積みやすいラゲッジと言えそうです。ハンズフリーパワーバックドアも標準装備です。

オペレーターサービスなど充実したコネクテッドサービスを提供するハリアー

こうして比較してみると、室内やラゲッジの広さ、快適装備ではアウトバックの方がやや優勢。でもナビやオーディオはコネクテッド機能も充実しているハリアーが一歩リードという印象です。

インテリアの上質感では、アウトバックは本革シートがオプションなので、アウトドアスポーツやキャンプなどアクティブに使いたい人にも気兼ねなく使えそう。市街地やロングドライブがメインで上質感にとことんこだわるなら、ハリアーに調光パノラマルーフを付けるとイルミと合わせて素敵な時間が過ごせそうです。こうした違いを踏まえて、どちらがぴったりかぜひじっくり選んでみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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