スバル アウトバック 試乗レポート/藤島知子&岡本幸一郎(2/2)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:オートックワン編集部
インテリアは上手く高級感を演出、惜しいのは樹脂パネル/岡本幸一郎
ツーリングワゴンをベースに大径タイヤを履かせ、SUVテイストのルックスとした「アウトバック」という商品企画が世界中でウケたため、アウディやボルボも後を追い、同様のコンセプトモデルを市場に投入したという経緯がある。
新型レガシィでは、アウトバックは今のところ専用設定の3.6Lの6気筒エンジン搭載モデル「3.6R」をラインナップするなど、スバルのフラッグシップであるレガシィの中でも、更なるフラッグシップとして位置づけられているようだ。
もともとツーリングワゴンをベースにしているから、佇まいは乗用車然としている。そして上質だ。
4代目よりも大きくなったボディサイズによる恩恵は、左右のカップルディスタンスや、後席ニースペース、頭上空間の拡大などにわかりやすく表れている。
シートの着座感も向上している。上質なソファにも似た表面部分のソフトさの中に、内部はしっかりと芯のあるコシを感じさせる。
快適性は高く、見た目の印象よりも身体をしっかりサポートしてくれる。セカンドシートはリクライニングが可能で、大きな荷物を積みたいときには、ラゲッジ側からリモコン操作で簡単に前倒しできるところも良い。
荷室とフラットにつながった、広大なスペースが生まれる。収納スペースは、量より質を追求した印象で、グローブボックスやセンターコンソールなど、1個1個を大きく確保しているところが良い。パーキングブレーキレバーが消えたおかげで、ドリンクホルダーも縦から横2列に変更されて使いやすくなっている。
色調や素材感については、比較的上手く高級感を演出しているが、ちょっと惜しいのは、ステアリングスポークやセンターパネル~コンソールのヘアラインを入れた樹脂パネルだ。ここがリアルメタルになっていると、欧州のプレミアムブランド車にも負けない雰囲気になると思うのに。
装備面では、電動パーキングブレーキが付いたわけだが、それ以前に、ようやくレガシィにもオートライトが設定されたことを歓迎しよう。
欲をいうと、最上級のアウトバック3.6Rだけでもいいから、ステアリングに電動調整機構が付いてくれるとベターだ。
インパネでは、エッジを立てたり、角部を吊り上がらせたりして、ダブルスプレッドウィングのテイストをさりげなく表現しているところが巧い。ちゃんとモダンな雰囲気もあって、2009年に世に出たクルマらしい感覚はあると思う。
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