スバルの人気SUVがEyeSightなど充実でさらに魅力的に!「XV」試乗レポート(1/3)

スバルの人気SUVがEyeSightなど充実でさらに魅力的に!「XV」試乗レポート
SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー] 画像ギャラリーはこちら

2015年10月に改良を受けたばかりの人気SUV「スバル XV」を早速試乗!

SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー]

人気の高いスバル車の中でも、特に堅調に売れる車種として「XV」が挙げられる。

XVは5ドアハッチバックのインプレッサスポーツをベースに、最低地上高を55mm高めて200mmに設定。凹凸を乗り越えやすく、4WD(スバルはAWDと呼ぶ)との相乗効果で悪路の走破力も優れている。

その一方で、最低地上高を200mmに高めながらも全高は1,550mm。立体駐車場を利用しやすいSUVは貴重な存在だ(ルーフレールを装着すると全高が1,595mmになるので注意したい)。

外観も、ベースのインプレッサスポーツに比べると大幅に手が加えられ、ボディをガードするイメージの樹脂製パーツなどが備わる。17インチのアルミホイールも独自のデザインだ。これらのアレンジで、XVの全幅はインプレッサスポーツよりも40mm広い1,780mmになったが、最小回転半径は5.3mで変更がなく、取りまわし性はほとんど悪化していない。

そんな人気の「XV」「XVハイブリッド」が、2015年10月に改良を受けた。

XVにも「アドバンスドセイフティパッケージ」が装備可能に

最も注目なのは、安全性を高める「アドバンスドセイフティパッケージ」がアイサイト装着車にオプション設定されたことだろう。

ボディ後部に装着されたレーダーセンサーが、ドライバーの死角に入りやすい斜め後方の車両を検知すると、ドアミラーの鏡面に内蔵されたLEDインジケーターを点灯させる。それでも気付かずに車線変更を開始すると、LEDインジケーターが点滅して注意をうながす。駐車場などで後退しながら車庫を出る時、側方から接近する車両を検知して知らせる機能も設けた。

SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [デザートカーキ]

ディスチャージヘッドランプには「ハイビームアシスト」を採用。専用の単眼カメラにより(フロントウィンドウの内側にはアイサイト用と合わせてレンズが3つ並ぶ)、対向車や先行車を検知するとハイビームを自動的にロービームヘと切り替える仕組みだ。

ちなみに、同時期に変更を受けたフォレスターの「アドバンスドセイフティパッケージ」では、LEDヘッドランプに「アダプティブドライビングビーム」を組み合わせている。

この機能はXVやレヴォーグのハイビームアシストよりも先進的で、ヘッドランプ内部のシェードを作動させて照射範囲を調節する。そのためにハイビーム状態を保ちながら、対向車や先行車の眩惑を抑えることが可能だ。

SUBARU XV 2.0i-L EyeSight [ハイパーブルー]

また、アダプティブドライビングビームのセンサーはアイサイト用のステレオカメラを使うので、専用の単眼カメラを装着していない。この違いを開発者に尋ねると「開発時期の差によって、XVはハイビームアシストにとどまり、フォレスターはアダプティブドライビングビームを採用できた」と言う。

もともとスバルは「先進技術は可能な車種から積極的に装着していく」という考え方だから、足並みがそろわないことも多い。

インプレッサスポーツとG4には、アダプティブドライビングビームどころか、アドバンスドセイフティパッケージも用意されていない。2016年にフルモデルチェンジを控えているためでもあるだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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