スバル XV ハイブリッド 公道試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)

スバル XV ハイブリッド 公道試乗レポート/渡辺陽一郎
スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] エクステリア スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] エクステリア・フロント正面 スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] エクステリア・サイド スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] エクステリア・リア正面 スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] エクステリア・リア スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD/ボディカラー:プラズマグリーン・パール] 画像ギャラリーはこちら

ハイブリッドがCVT特有の「モワーッ」を解消

スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] 試乗レポート9

XVハイブリッドの最大トルクは、前述のように20kg-m。2リッターエンジンとしては十分な数値だが、発生回転数は4200回転と少し高い。市街地を巡航している状態では、1500回転前後まで下がって相対的に駆動力が不足してくる。

この時に緩い加速を行うと、ノーマルエンジンでは速度の上昇が鈍く感じる。他メーカーのCVT(無段変速AT)であれば、即座に変速を行って融通を利かせながら速度を高めるが、スバルのリニアトロニックはこの動きを抑えた。クルマ好きのユーザーには、速度の上昇に先行してエンジン回転が「モワーッ」と高まるCVTの挙動を嫌う傾向が強く、直結状態を保とうとするからだ。開発者がCVTのセッティングに悩むところでもある。

スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] 試乗レポート10

まさにこの時が、黒子となるモーターの出番。わずか10kWの小さなモーターだが、エンジンの回転数が低いからそれなりの力になる。

ちなみに1500回転付近のエンジン出力は19kWくらい。そこにモーターの特性で素早く10kW近い出力が上乗せされれば、緩いアクセル開度に応じた滑らかな加速が得られる。

この後、エンジン回転が上昇するとモーターの存在感は次第に薄れていくが、低回転域の加速を滑らかにする効果は大きい。

このこだわりの強さこそスバルらしさ

スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] 試乗レポート6

「そんなチマチマしたフィーリングの話なんか、ハイブリッドの本質とは関係ないでしょ」と言われればそれまでだが、このチマチマにこだわるのが今のスバル車であり、リニアトロニックだ。

今日では大半の車種が、実用的には不満のない走行安定性と動力性能を備える。クルマの走りの価値観は、乗り心地、操舵に対する正確性などを含めてフィーリングの分野におよんできた。そこをXVハイブリッドのモーター駆動が黒子としてサポートして、スバルが重視する走りの質を高めている。

「オオッ、ハイブリッドだねぇ」という電気自動車的な運転感覚を求めると物足りないが、クルマを滑らかに走らせるのが好きなユーザーには喜ばれると思う。

[次ページへ続く]

スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] マニュアルモード付リニアトロニック(CVT)スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] 荷室(後席前倒時)スバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] リアシートスバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] フロントシートスバル XV ハイブリッド 2.0i-L EyeSight[AWD] インテリア・インパネ周り

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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