スバル XV ハイブリッド 公道試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:島村栄二
あえて「ハイブリッドらしさ」を感じさせない走りとは
スバルの小型SUV「XVハイブリッド」が、デビュー早々に注目を集めている。多くの注文が殺到し、8月時点で既に納期は2014年に入ってしまうとか。そんな大人気モデル初の公道試乗レポートを、渡辺陽一郎さんの解説でお届けする。
モーター駆動を伴うハイブリッド車は、当然ながら運転感覚がノーマルエンジン車とは違う。ユーザーがこの違いをどのように受け取るかで、ハイブリッド車に対する評価も変わる。
例えばモーター駆動のみで発進した時、エンジンが回らずにクルマが走る感覚を面白い、あるいはガソリンを使わないからトクした気分ととらえるか、それとも違和感と受け取るか。判断はユーザーによって異なり、ハイブリッド車に対する印象も左右する。トヨペット店のセールスマンからは、「プリウスを試乗して、運転感覚が気に入らずにプレミオを選ぶお客様も多い」という声が聞かれる。
モーター駆動はあくまでも黒子、しかしその効果は絶大
ハイブリッドのベースとなるエンジンは、水平対向2リッターのツインカム。最高出力は150馬力(6000回転)、最大トルクは20kg-m(4200回転)で、ベースのXVとほぼ同じ。駆動方式もAWD(4輪駆動)を採用する。
一方、モーターの最高出力は10kW(13.6馬力)。従来型の「ホンダ フィットハイブリッド」や「ホンダ フリードハイブリッド」と同等になる。トヨタアクアでも45kW(61馬力)だから、モーターの性能は低い。となればモーターの存在感、「ハイブリッドらしさ」が乏しくなるのも当然だ。
しかしそのまま運転を続けていると、別の側面が見えてきた。それはモーター駆動が、出しゃばることなく黒子のようにエンジン駆動を効果的にサポートしていることだ。
[次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。