スバル インプレッサ WRX STI RAコンセプト -インプレッサにスパルタンな「RA」が復活!-(1/2)
- 筆者: マリオ 高野
大阪オートメッセ2013のスバルブースに展示されていた1台が・・何とインプレッサ WRX STI「RA」だった!
今年も東京オートサロンと同じく大盛況を呈し、日本人のカスタムカー離れ説を覆した大阪オートメッセ。
例年同様、スバル&STIブースにはニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦したWRX STIのレース車両が展示されましたが、その横に置かれた「RAコンセプト」を観て、「うおおお!RAかよ!」と衝撃を受けたスバリストは多かったことでしょう。
「RA」とは初代~2代目インプレッサまで設定されたモータースポーツ競技に参戦することを前提としたグレードの名前で、ラリーやダートラ、ジムカーナなどの競技における戦闘力に重点を置いたコンペディションモデルを意味します。
快適性や実用性を犠牲にして軽量化や運動性能の向上がはかられ、市販車としてはもっともスパルタンな仕様として販売されました。
現行型では「スペックC」がそれに近い存在ですが、かつての「RA」に比べれば標準車の仕様に近く、日常的なドライブでも普通に乗れるクルマとなっています。それは決してマイルドになって牙が抜けたというワケでなく、「競技車でもしなやかさが大事」との新しい考え方に基づいたセッティングによるものです。
「RA」という名は先代はモデルの末期に投入された「RA-R」を最後に、現行型のグレード名としては使われなくなりました。
先代モデル最後の「RA-R」はカミソリのように鋭敏な操縦性に仕立てられたことで話題となり、レーシングドライバー系の腕利きの自動車評論家の皆さんたちを悶絶させたものですが、現行型は初代/2代目と比べると「よりオトナっぽい」方向性へ進んだこともあり、野蛮な(笑)「RA」は消滅していたのです。
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