スバル フォレスター試乗レポート/国沢光宏(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
SUV人気の海外では支持されるかもしれないが・・・
先代フォレスターのユーザーなら、新しいフォレスターのドライビングシートに座ると「あらら?」になるかと。驚くほど目線が高いのだ。 「今までは中途半端な着座高だったのですが、新型でSUVらしさを出すため高くしました」。確かにSUVというよりクロスカントリー4WDのような感じ。
クロスカントリーのようなクルマをフォレスターに求める人からすれば大歓迎だと思う。見晴らしも良くなったし、クルマそのものが大きくなったようだ。スバルは「ホンダ CR-V」や「日産 エクストレイル」などと勝負しようとした結果、同じような雰囲気のSUVにしようと考えたワケです。
もしかしたら欧米やオーストラリア、中国などSUVが人気の市場では正しい選択だったのかもしれない。ただ失ったモノもある。フォレスターのハンドリングって、文句ないほど素直で楽しかった。ハンドルを切れば意のままに曲がってくれるし、ネコの足のようにしなやか。競合するSUVと先代フォレスターを乗り比べても、突出して揺れ幅が少なく快適だったことを思い出す。
新しいフォレスターはライバルのSUVと同じようなクルマになった。いや、乗り心地や燃費という評価軸だと、CX-5に届かず。
このあたりはぜひとも試乗して確認していただきたい。
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