スバル 新型「CROSSOVER 7(クロスオーバーセブン)」新型車解説/渡辺陽一郎(2/2)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:和田清志・富士重工業株式会社
スバル 新型「CROSSOVER 7(クロスオーバーセブン)」新型車解説/渡辺陽一郎
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アクティブな印象を強めたエクステリア

スバル 新型クロスオーバーセブン
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外観は前後バンパー、タイヤの収まる部分のホイールアーチなどに、SUV風のグラッディングを施した。フロントグリルも刷新され、ルーフレールなどと相まってアクティブな感覚を強めている。

最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は170mm。従来型のノーマルエンジンを積んだエクシーガに比べて10~20mm程度の拡大だが、SUVらしい印象に仕上げた。

内装はタン色のレザーが目を引く

スバル 新型クロスオーバーセブン
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内装はクルマ好きを相手にするスバルらしく、シートやステアリングホイールにタン色のレザーを織り込んだ。ブルーグリーンのステッチなど、配色がオシャレに感じられる。メーカーオプションとしては、ウルトラスエード+レザーシートも設定。表皮が柔らかく、柔軟な座り心地を味わえる。

グレードはクロスオーバー7として1種類のみ。エンジンは水平対向4気筒の2.5リッターで、駆動方式は4WD(スバルはAWDと表記する)だけだ。もっともエクシーガの場合、2012年の改良時点で前輪駆動の2WDは廃止され、4WDのみがラインナップされていた。

走りの面で注目されるのは、サスペンションの設定を刷新したこと。開発者は「従来型のエクシーガに比べて、コーナリング時のロールが収まる収束時間を約15%短縮するなど、安定性を向上させた。振動や乗り心地も改善している」と言う。

EyeSightはVersion.3を用意して欲しかった・・・

スバル 新型クロスオーバーセブン

撮影車両に装着されていたタイヤは、17インチ(215/50R17)のヨコハマ・アドバンA10。指定空気圧は前輪が230kPa、後輪が220kPaとしており、燃費向上のために無理に高めた設定ではない。

安全装備も3列目のシートまで対応したサイドエアバッグなどを用意するが、EyeSightはVersion.2にとどまる。これは頑張ってVersion.3にして欲しかった。

価格は275万4,000円。従来型でいえば特別仕様車のエアブレイクと同額で、2.5i スペックB アイサイトの286万2,000円よりは10万8,000円安い。設計が少々古いとはいえ、納得のできる価格設定だ。

クロスオーバー7の開発手法は、基本的にはXVと同じ。既存の車種をベースに、SUVに仕立てた。今はSUVの人気が高まっているので、テコ入れの有効な手段になるだろう。ちなみにトヨタ アクアも、2014年末のマイナーチェンジで、外装をSUV風にアレンジしたX-アーバンを設定している。

この外観はイマイチ受けないが、トレンドには沿っている。日産や三菱は、このところ新型車を投入していない。多額の開発費用を使うのが難しいなら、売れ筋車種にSUV風のバリエーションを加える手はあると思う。

日産のセレナやノートなど、デザイナーの手腕次第では、カッコ良くなりそうだ。クロスオーバー7は、意外に商品開発のタイムリーなヒントになっているのかも知れない。

スバル クロスオーバー7 スペック

エンジン:2.5リッター水平対向4気筒DOHC/駆動:AWD/変速機:リニアトロニック/価格:2,754,000円(消費税込)

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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