BRZ史上“最大規模”のマイチェン!“走り”を高めたスバル 新型「BRZ」を試乗!(1/3)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:和田清志
サスの“徹底的な”リチューニング効果は、走らせれば一目瞭然
今回、BRZはサスペンションシステムを細部まで“徹底的に”リチューニングしている。
これは乗り心地と操縦安定性の最適化を狙ったもので、加えて操舵時の車両応答特性をさらに向上している。これらを実現するにあたってはダンパーとコイルスプリングをチューニングした上で、リアのスタビライザー径をアップ。その他には車体補剛を追加したほか、電動パワステの制御もチューニングし直した。
結果、ハンドルを切ると少ないロールでありながら軽快な動きが得られているほか、路面の凹凸を乗り越える際の収束性と素早い振動吸収性をも両立していると謳っている。
実際に走らせてもその辺りの効果は明らかで、走り始めの“好印象”はペースが上がっても続いていく。
以前、テストコースで新型BRZを走らせたことがあるのだが、高速域では前モデルよりも遥かに落ち着いた印象をドライバーに伝えてくれる。そしてレーンチェンジにおいても、これまではハンドルを切り出す瞬間に抵抗感があったのだが、新型BRZでは滑らかに動くのが手に取るように分かるのだ。
さらに乗り心地の向上は印象的で、特にリアからの突き上げ等が大幅に低減されているのも特徴だ。
馬力・トルク向上よりも、ファイナルの変更に効果を感じる
メカニズム的なトピックとしては、僅かではあるがエンジン性能が向上したことも大きいだろう。2リッターのボクサーエンジンは7psアップの207psとなり、最大トルクは7Nmアップの212Nmとなった。
では、この辺りの性能向上は存分に体感できるのかというと、正直「気持ち、元気になったかな?」と思える程度。それよりも6速MT車では、ファイナルが4.1から4.3へと改められており、こちらの方が効果が大きいといえるだろう。で、実際に走らせると、以前よりも気持ち元気に感じるわけだ。
それにしても、そうした数値以上に自然吸気のボクサーエンジンは、相変わらず気持ち良いフィーリングで味わい深い。とても素直なエンジンの回転上昇を感じながらMTを手繰る感覚に、すごく素直なスポーツカーとしての良さを感じる。
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