エコカーの真相/第三回 隠れた大物、台湾の電気自動車(1/3)

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エコカーの真相/第三回 隠れた大物、台湾の電気自動車
Luxgen EV(ミニバン)試乗車 Luxgen EVのSUVコンセプト Luxgen EV インテリア 手動回生ブレーキを操作中の様子 手動回生ブレーキレバー 曹副社長 回生量、アシスト量を示す車内ディスプレイ CO2x削減量を示す車内ディスプレイ。白熊が北極を目指して移動していく EV台湾、裕隆汽車の展示ブース Luxgen EVの電池パック Luxgen EVの電池モジュール 画像ギャラリーはこちら
台北市内の様子

台北で、台湾製の電気自動車・裕隆汽車「Luxgen EV」を試乗した。

裕隆を日本語で発音すると「ユゥーロン」。同社はルノー日産と関係が深い。でも、この「Luxgen EV」は日産「リーフ」との技術的な関係は全くない。

「Luxgen」は、裕隆汽車の高級ブランドとして2009年に発表されたばかり。現在、SUVの売り上げが好調だ。

デザインのイメージは、米GMビュイックを連想させる。実は裕隆汽車は台湾国内で、ビュイックでの販売一括権利を持っている。

「Luxgen EV」については2010年11月、電気自動車と燃料電池車の世界フォーラム 「EVS25」(中国・深セン市)で世界初公開された。その後、台北で開催された国際花博覧会会場で20台が実証走行を行ってきた。

今回、台北市で開催された「第一回台湾国際電動車両展(EV台湾)」を取材した際、裕隆汽車の幹部やEV開発担当者から「Luxgen EV」 に関する詳しい説明と試乗の機会を得た。

「Luxgen EV」のスペックは、最高出力150kw、最大トルク222Nm、満充電での航続距離はアメリカのテスト規格のLA4モードで200kmだ。

Luxgen EVの電池モジュール

車体の床下に搭載するリチウムイオン二次電池・電池パックには、パソコンなどに使う「18650」(直径18mmx長さ65mmの円筒型)を6,000本組み込んだ。

試乗コースは、台北市街中心部からひと山超えた先の台北動物園まで、往復約15km。途中、高速道路も使った。

今回は助手席での同乗走行であったが、それでも電気自動車としての「出来の良さ」は十分実感できた。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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