日産 キックスがインスタで話題に! 伊藤かずえさん効果で販売増に期待!? デビュー1年の販売状況を振り返る
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
日産のコンパクトSUV「キックス」が、ここ最近意外なところで注目を集めている。女優の伊藤かずえさんが長年連れ添った愛車「日産 シーマ」の代車としてキックスに乗り、その様子がインスタなどで話題を呼んでいるのだ。販売店にも問い合わせが増えているようで、今後の販売動向にも影響を与えるかもしれない。
2020年6月30日に発売を開始し、デビューから間もなく1年が経過しようとしている日産 キックスについて、改めてご紹介しよう。
日産 キックスがSNSで話題に 情報発信元は日産愛用者の女優・伊藤かずえさんから
日産 キックスは、近年注目を集めるコンパクトSUVジャンルへ2020年6月に投入されたニューモデルである。同ジャンルを開拓した先駆者「日産 ジューク」(2010年~2020年)の後継モデルとして誕生した。
そんな日産 キックスが、意外なところから話題を呼んでいる。
30年以上に渡り連れ添った愛車「シーマ」の代車
伊藤かずえさんといえば、数々の大映ドラマへの出演などで知られる女優だが、最近は「日産 シーマのオーナー」としても有名になった。それもただのシーマではない。
伊藤さんの愛用するFPY31型・初代セドリックシーマは1990(平成2)年式。新車で購入し、以来30年以上に渡り愛用し、走行距離は26万キロを超えているという。伊藤さんのSNS(インスタグラム)にもシーマは度々登場。家族同様に大事に扱われるシーマの話題は、SNSでも広く拡散された。
そんな“日産愛”にメーカーも共感。日産は2021年3月17日、伊藤さんのシーマを預かり、レストア(新車同様に修復)することを発表した。4月26日には、修復作業を行うオーテックジャパンに入庫。約半年のレストア期間中に、日産の新車「キックス」が代車として貸与された。
クルマに愛情を注ぐ姿勢は代車であっても変わらず、伊藤さんのSNSにはオレンジ色のキックスが度々登場している。5月17日のインスタグラムでは『後ろ姿は男前 ワイルドなフロントと、男前なリア 内装はキュート(オレンジの絵文字)』のメッセージと共に、キックスのリアビューがアップ。
また自身のブログでも『低燃費、コンパクトに見えるけど車内は広々としています。』[2021年5月12日「Kazue Diary」(伊藤かずえオフィシャルブログ)]と、キックスを絶賛する内容となっていた。
こうした様子にフォロワーたちも『キックスにも愛着わいてきたようですね』『乗ってみたくなります』とコメントするなど、共感の輪が拡がりをみせている。
2020年6月のデビューから間もなく1年! 日産 キックスの販売状況を振り返る
日産 キックスは、ライバルの「トヨタ ヤリスクロス」や「ホンダ ヴェゼル」などとは異なり、廉価な通常のガソリンエンジンモデルは用意されない。パワートレインは、日産独自のハイブリッドシステム“e-POWER”(イーパワー)専用と割り切った。販売価格は275万9900円から286万9900円(消費税込)となっている。
他社のコンパクトSUVの場合も、ハイブリッドモデルは同様の価格帯だが、いっぽうで200万円台前半から200万円以下のガソリンモデルもあるため、そこから比べるとやや割高に映ってしまう。そんな価格設定に、発売当初は危惧する声も聞かれた。
しかし2021年4月までに累計で3万4584台(月平均3144台)を販売。直近の2021年2月には1ヶ月で5069台を売るなど、今のところ順調な推移をみせている。2021年5月の販売状況が気になるところだ。
日産の販売店には早くも「伊藤かずえさんのオレンジの代車」の問い合わせも
伊藤かずえさん効果は、販売の現場などでは早くも反響があるようだ。東京近郊のある日産販売店で営業スタッフに聞いたところ『お客様からはさっそく「伊藤かずえさんが乗っているオレンジ色の代車はどのクルマ?」と問い合わせがありました』と話す。別の商談でも話題になったといい、ユーザーの認知も上がっている様子だった。
日産自動車の広報部でも『日産 キックスに対して、ここ最近TVや芸能誌など自動車専門メディア以外からの問い合わせも増えました』とコメント。画像提供などに追われているという。シーマのレストアが終わったら、いっそそのままキックスをプレゼントしてもいいのでは? というくらい、伊藤かずえさんの宣伝効果が拡がりをみせているのだった。
伊藤かずえさんのインスタには、シーマやキックス以外に、実はもう1台の日産車「ティーダ」も登場している。日常の足として活躍しているようだが、ティーダも2012年に販売を終了してから随分と経つ。
ティーダの代替車として、伊藤家にキックスがそのまま居残る日は近いかもしれない!?
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]
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