EV(電気自動車)の利点って何? メリット・デメリットを簡単紹介!
- 筆者: MOTA編集部
専門用語が多く分かりづらい自動車用語。ここでは少しでも皆さんのストレスを軽減すべく、毎回テーマを決めて解説していきます。「分かっているようで、きちんと説明できない!」「今さら聞けない!」と言う方もおすすめのコーナー。今回は、最近加熱している自動車の“電動化”の話題から「EV」(Electric Vehicle:電気自動車)について解説していきます。
100%電気の力だけで動く自動車
最近、急速に注目を集める脱ガソリンに向けた自動車の「電動化」。政府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすると表明し、それに向けて2030年代半ばまでに国内でのガソリン車の販売をやめる方針を打ち出しました。
単に電動化と聞くと、全ての自動車でガソリンを燃料とするエンジンを廃止し、電気モーターの力だけで動くEV(電気自動車)にしなければならないように聞こえますが、電動化とはEVだけでなく、同様に自動車の動力源に電気モーターを備えるHV(ハイブリッド)、PHV(プラグインハイブリッド)、FCV(燃料電池車)なども含まれます。
今回はその中から、EVについて簡単に解説していきます。
EV(電気自動車)とは
EVとは、Electric Vehicle(電気自動車)の略称で、従来の自動車の動力源であるエンジンの代わりにモーターを搭載し、それを電気の力だけを使用して動力源にする自動車の事です。
EVには、従来のガソリンで動く自動車が燃料タンクを備えているように、電気を蓄える装置のバッテリーが大量に搭載されています。そのバッテリーに外部から電気を充電しモーターを使って駆動させるのです。
走行中は走行音がほとんどせず静粛性に優れているほか、二酸化炭素の排出がなく、環境性能においては他の電動化対象モデルの中でもトップクラス。また、夜間電力などを活用して充電すれば、より燃料代などのランニングコストを抑えることができます。
充電は充電スタンドや自宅で行い、充電器には100Vまたは200Vの電圧の普通充電と、400V以上の急速充電の2種類があります。
充電スタンドと航続距離への不安
良いことだらけのように見えるEVですが、もちろん様々な不安もあります。
従来のガソリン車が燃料切れになると動けなくなるのと同様に、EVもバッテリー切れになると動けなくなります。ガソリン車だと燃料が無くなりそうになったら最寄りのガソリンスタンドへ寄ることも可能ですが、EVは未だ充電スタンドの整備が十分でない地域もあります。
また、夏場や冬場ではエアコンやヒーターの稼働も高まり、電力の消費率は上昇しがち。バッテリー切れのリスクも高まります。
EV充電スタンド情報共有サイト「GoGoEV」によると、2021年1月時点の日本全国の充電スタンドの普及台数は急速充電器7694台、普通充電器14160台。EV黎明期に比べると格段に増えていますが、先述の通り未だ充電スタンドの整備が十分でない地域もあるなど普及に偏りがあるため、まだまだ長距離ドライブや日常的に訪れない場所に出掛ける時は不安が残ります。
自動車の電動化へ向けては、EVも含めまだまだ課題が多いのが実情。今後もその動きから目が離せません。
[筆者:MOTA編集部]
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