惜しい!発想は良かったけど、販売不振に終わった日産の迷車3選
- 筆者: MOTA編集部
「やっちゃえ日産」のキャッチコピーで話題の日産。今回は、かつて本当にやっちゃって、不発に終わったモデルを厳選してご紹介します。コンセプトや発想は非常に良かったものの、実用面や日本でのニーズにマッチしなかったため、販売台数が伸びなかった惜しいモデルばかりです。
ほぼそのままの見た目で7人乗りのキューブキュービック
2003年にデビューしたキューブキュービックは、見た目こそコンパクトカーのキューブですが、7人乗車することができる室内レイアウトを採用しています。ホイールベースの延長により、居住スペースを拡大し、3列7人乗りを実現。とはいえ3列目のスペースはかなり狭く、緊急用シートとしてぐらいでしか役割を果たせないものでした。
期間限定車や特別仕様車を毎年リリースしていましたが、2008年にキューブのフルモデルチェンジとともに、ラインナップから姿を消してしまいました。
キューブとの見分けポイントはどこ?
ベースとなっているコンパクトカー キューブとの見分けポイントは、ごくわずかしかありません。横方向へのアクセントが特徴のフロントグリル、立方体を表す「3」が付されたリアエンブレム、よく見ると少し長いリアドアの3つがキューブと見分けるコツです。
日産 キューブキュービックの中古車相場
■中古車掲載台数:83台
■中古車相場:11万円~74.4万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月23日時点のデータ
秘書のためのコンパクトスペシャリティカー NXクーペ
1990年に登場したコンパクトスペシャリティクーペがNXクーペです。当時アメリカを中心に流行していた「セレクタリーカー」として開発されました。
NXクーペは7代目サニー(B13型)をベースに作られ、ボディタイプは、クーペの他にTバールーフもラインナップ。メインターゲットが北米であったことや、S13シルビア・180SXが表立っていたことが影響し、日本では日の目を見ることなく1994年に生産を終了しました。
個性的な装備が特徴のNXクーペ
日産 NXクーペは、コンパクトながらスペシャリティなクーペであるため、独特な個性を持っています。ボディの塗装は、通常塗装の他に、「スーパーファインコート塗装」をメーカーオプションで選択できました。
スーパーファインコート塗装は、フッ素樹脂塗装のことで、施工後の光沢が落ちにくいといったメリットがあります。さらに、撥水・耐候性能が高く、洗車キズやシミの発生を防ぐ効果もある優れもの。また、ドア開口部には傘の収納スペースが設けられていました。
日産 NXクーペの中古車相場
■中古車掲載台数:4台
■中古車相場:54万円~70万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月23日時点のデータ
5+1の座席と日産初のハイブリッドをラインナップしたティーノ
1998年に登場した日産 ティーノは、4.5メートルを下回る全長に、1.7メートルを超える全幅を持つコンパクトカー。ユニークな5+1の座席を備えていることが特徴です。前席が2+1名、後席が3名乗車できる特異なレイアウトとしています。
パワートレインは、2.0リッターエンジンにハイパーCVTの組み合わせと、1.8リッターリーンバーンエンジンに4速ATを組み合わせる挑戦的な設定。どちらもコラムシフトを採用し、前席の居住性確保に貢献していました。
日産初のハイブリッドモデルを100台限定でリリース
2000年には日産市販車初のハイブリッドモデル「ティーノハイブリッド」を100台限定で販売。パワートレインはガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。トランスミッションはCVTとしていました。
また、ハイブリッドモデル専用装備として、クリアレンズのLEDリアコンビランプを装備。しかし、コストをかけてハイブリッドモデルを開発したのにも関わらず、さほど燃費が向上しなかったため、不発に終わってしまいました。
日産 ティーノの中古車相場
■中古車掲載台数:1台
■中古車相場:23.9万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月23日時点のデータ
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