アウディ クワトロの氷上性能を体感! Audi winter experience @女神湖(1/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂 幸正
氷の厚さ45センチ!女神湖の氷上をアウディで激走!
3年ぶりに開催された「Audi winter experience @女神湖」。アウディ独自の4輪駆動システム「quattro(クワトロ)」に象徴される、その優れた走行性能は周知のとおりだが、ふだんはあまり試すことのできない氷上での実力を体感できる貴重な機会である。
冬季の女神湖は40cmほど氷が張るところ、さらに水を撒いて約45cmに厚さを増した強固なアイスバーンをつくり、その上にうっすらと雪が乗っているコンディションのコースは、路面ミューが0.1程度。立って歩くのも大変なほどツルツルだ。ご参考まで、ドライのアスファルト舗装路が0.8程度、雨だと0.6程度、圧雪路は0.3程度といえば、いかに滑りやすいかが想像いただけるかと思う。
雪上、アイスバーン… 厳しい路面状況でこそ真価を発揮するクワトロ
まずは外周路で、いろいろな車種を乗り比べ。今回用意された車両には大別して3種類のクワトロシステムが搭載されている。
ひとつはSモデルやRSモデルに搭載される、クラウンギアタイプのセンターデフを搭載し、後輪寄りの駆動力配分としたもの。リアには旋回外輪の駆動力を高めるスポーツディファレンシャルを搭載するのも特徴だ。
Q5やA4オールロードクワトロに搭載されるのは、センターにクラッチを配した新しいタイプ。直進状態ではほぼ前輪駆動となり、100kmあたり0.7km/Lの燃費向上を実現する一方で、スリップを予測して適宜リアに駆動力配分を行なうことで、フルタイム式と性能的に遜色ないAWD性能を実現するというものだ。
そして、RS Q3のようにエンジンを横置きする車種にはマルチプレートタイプを搭載する。
タイヤは、スタッドレスタイヤとウインタータイヤを履く車種があり、その違いも体感したが、車種と路面とのマッチングで、ウインタータイヤのほうが走りやすく感じたケースもあったのは意外だった。
ESCはON、SPORTS、OFFの3段階あって、ONではその効果の高さがよくわかり、SPORTSやOFFではクワトロの実力がよくわかる。フロントが引っ張ってくれるので、リアがスライドしてカウンターをあててから体勢を立て直しやすいし、アンダーステアを出しても回復が早い。
アクセルで自由自在に操ることができるSモデルとRSモデル
S4やRS6は駆動力配分がリア寄りでスポーツデフを搭載するモデルは、小さな舵角でノーズの向きを変えることができ、アクセルオンで姿勢をコントロールしやすく、よりスポーティな走りを楽しめる。
また、ESCをOFFにしても意外と走れてしまうのも、基本性能の高さを物語っていて、コツをつかむと思ったようにクルマを走らせことができる。
こういったところは、ダイナミックモードよりもコンフォートモードのほうが適度にマイルドな特性となりコントロールしやすい。
またこれだけ路面が滑りやすいと、アクセルのON/OFFでは挙動が急激に変わってしまうので、できるだけ一定で、アクセルの強弱でコントロールのほうが安定して回れる。
なお、ESCは3段階で、最初の一押しでスポーツモードとなり、横滑りを抑える機能が制約されるが、挙動が乱れたときに介入して立て直しを図る。長押しすると、厳密には100%ではないが、ほぼすべて機能がOFFになる。
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