アルピーヌA110 試乗|「ああ、楽しい!」「ああ、気持ちいい!」がいつまでも(3/3)
- 筆者: 嶋田 智之
- カメラマン:小林 岳夫
2018年9月21日、右ハンドルのカタログモデルがいよいよ正式発表
ただ、もうじきそうした諸々は解決されていくことになるだろう。
50台の限定台数のところへ1000人オーバーの申し込みがあった先行導入モデルのプルミエール・エディションはもう手に入れることはできないが、いよいよアルピーヌA110のカタログ・モデルに関しての話が伝わってくるようになった。
詳細に関しては2018年9月21日に発表されることになっているが、現時点でラインナップが装備のやや簡素な軽量版“ピュア”と本国では“レジェンド”に相当するラグジュアリー版“リネージ”の2モデルとなることはアナウンスされている。
車重はピュアが1110kgでリネージが1130kgとなるようだが、それ以外の基本的なスペックはプルミエール・エディションと変わらないようだ。
この1トン少々に250馬力程度というそこだけ見ればちっとも大したことなさそうなスポーツカーは、この日本国内で走っても充分にドライバーを楽しませてくれるクルマであることを強く実感させてくれた。日々のパートナーを難なく務めてくれそうなことも。あらためて“スポーツカーの魅力は絶対スピードだけじゃないのだよな”と心から思う。
プルミエール・エディションは“どうせ抽選に漏れるから”という自分への言い訳ができたけど、年内には導入されるんじゃないかと思われるピュアやリネージはどうだろう? 悩ましい気持ちを背負わされることになる人、きっと多いんだろうな、と思う。いや、ヒトゴトでもないのだけど……。
[Text:嶋田 智之/Photo:小林 岳夫・アルピーヌ・ジャポン]
Alpine // Geneva Live Press Conference 2017(Alpine公式動画)
アルピーヌA110 プルミエール・エディション 主要スペック
全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm/ホイールベース:2420mm/車両重量:1110kg/乗車定員:2名/ステアリング位置:左/エンジンタイプ:直列4気筒 DOHC 16バルブ ターボチャージャー付 ガソリン直噴エンジン/駆動方式:MR(後輪駆動)/総排気量:1798cc/最高出力:252ps(185kW)/6000rpm/最大トルク:32.6kgm(320N・m)/2000rpm/トランスミッション:電子制御7速DCT/サスペンション形式:(前)ダブルウィッシュボーン(後)ダブルウィッシュボーン/タイヤサイズ:(前)205/40R18(後)235/40R18/最高速度:250km/h/0-100km/h加速:4.5秒/0-400m加速:12.7秒/0-1000m加速:23.2秒/燃料消費率:14.1km/L[JC08モード燃費]/メーカー希望小売価格:7,900,000円(消費税込)/限定台数:50台/ボディカラー:ブルーアルピーヌメタリック(注2)
※注1:スペックは一部を除きフランスUTAC測定値
※注2:試乗・撮影車は特別仕様車
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