991台限定!50年ぶりに復活した新型ポルシェ「911R」、これが名実ともに最上級の911だ!(2/4)
- 筆者: 清水 和夫
- カメラマン:ポルシェジャパン
911本来のソリッドなスタイル
用意されたテストカーは、シルバーカラーに幅が広いグリーンのストライプが2本入った仕様。白ボディに赤のストライプもあるが、個人的にはいかにも911Rだと言わんばかりのストライプはナシで乗りたいところだ。
しかし、固定式のリアスポイラーがどうしても目を引く911GT3RSよりもエクステリアはシンプルなので、911本来のソリッドなスタイルは強調されていていい。例えるなら、それはまるで枝葉が削ぎ落とされた、強くしなやかな檜(ひのき)の原木を見ているようでもある。
もちろんスポイラー付きのホットな911も悪くないが、911Rのスタリングはカラーリングを除けばGT3RSよりもすっきりしているから、必要以上に熱狂的なクルマ好きだと周囲にアピールしないところはいい。
GT3RSが欲しくても、見るからに戦闘モード全開のスタイルでは、どこか気恥ずかしいと思う人もいるだろう。何を隠そう自分もそのひとりで、この911Rのアピアランスであれば、周囲に変質的なクルマ好きだとバレずにすみそうだ。
0-100km/h加速3.8秒、最高速度は323km/h!
コクピットは見慣れた911のそれだが、軽量化を狙ったカーボン製フルバケットシートがこのクルマの出自を物語る。座面にはタータン柄の布が使われ、1960年代に登場した初代911Rを彷彿とさせる。
この妙にアンバランスな素材の組み合わせに、50年という時代の流れと変化を感じることができた。
911シリーズの例に漏れずリアに搭載されるエンジンは、911GT3RSと同じ4リッター自然吸気のフラット6で、最高出力500ps/8500rpmを発生。最大トルクは460Nm/6250rpmというスペックだ。
リッターあたりに換算すれば、125ps/リッターを発揮する高性能ユニットで、0-100km/h加速タイムは3.8秒、最高速度は323km/hに達する。911GT3RSとの0-100km/h加速タイムが3.3秒、最高速度が310km/hというデータの違いも興味深い。
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