ポルシェ 911ターボカブリオレ 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:ポルシェ・ジャパン株式会社
鉄壁のトラクション能力+オープンエア・モータリング
「911ターボが世界中で大成功」、「史上最速の911」――そんなタイトルが与えられたポルシェからのプレスリリースが、先頃相次いで手元に届けられた。
前者はまさに読んで字の如し。すなわち、2006年の6月にヨーロッパからデリバリーが開始された現行(997型)の911ターボは世界市場での販売が好調で、2007年7月末までの納車台数はすでに6000台をオーバー。これは現在の911シリーズのおよそ6台に1台を占める“高率”で、すなわちこれが「世界中で大成功」、というフレーズの根拠となっている。
一方の「史上最速・・・」については注釈が必要。それは決して、スピード性能上での最速を示した言葉ではないからだ。実はこちらが示すのは、「10万台目となる現行型911が工場をラインオフ」というニュース。発売以来、わずかに3年強で10万台の大台を突破したというのは、これまでの歴代911シリーズの中にあっても最短の記録。それが“史上最速”というフレーズに結び付いているというわけだ。
いずれにしても、『911』というモデルはいつの時代になってもポルシェというブランドの真のイメージリーダー。それは、カイエンの販売台数が全体の過半に届こうとも、ボクスター/ケイマンの台数が急激な伸びを示そうとも、決して変わる事はないのである。
そんな997型911での最新バリエーションが、クーペバージョンのリリースから1年強を経て投入となったオープンボディのターボモデル=『ターボカブリオレ』。この新しいモデルのデビューは、1987年に初代ターボカブリオレが誕生をしてからちょうど20年目の出来事。そしてそんな初代モデルに敬意を表するかのように、この最新モデルにもソフトトップ式のルーフが再度採用をされている。
オープンボディとくればリトラクタブル式のハードトップ=そんな風潮が世界的流行を見せる昨今だが、「そうした凝ったシステムよりもシンプルなソフトトップ方式の方が、軽量さや低重心を可能と出来る点で911のようなスポーツカーには最適」というのが、今でも変わらぬポルシェ社の持論。そして、そんな911ターボカブリオレは現行911シリーズの中にあっても、ある面“頂点”へと立つモデルという事になる。
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