プジョー 308CC 試乗レポート(3/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:島村栄二
ライバルも気になるがこの軽快さは是非おすすめしたい
運転席に座り、まずルーフを開ける。センターコンソールにあるスイッチを押すと20秒で全開。さらにもうひとつとなりにあるスイッチを押すと四枚のウィンドが一斉に下がる。
ATセレクターをDに入れ、スタート。1.6Lツインスクロールターボは2000回転からトルクが立ち上がり、一気にCCのボディを引っ張る。0→100km/h加速は11秒台だが、中間加速のレスポンスがよいので、とても軽快に感じる。フルオープンにしてもフロントウィンドが頭上近くまで延びているので、室内への風の巻き込みは本当に少ない。100km/h走行しても隣の女性から文句がでることもないだろう。
試乗中にルーフを閉じたのだが、60~70km/hあたりで少し気になるこもり音が発生していた。オープンで走るほうが断然気持ちがいい。
トランクはルーフを収納すると開口部がやや狭くなるが、内部の容量はゴルフバッグが収まるほど。もちろんルーフを閉じればトランクは全部使える。
ライバルは、VWイオス、VWビートル、BMW120iカブリオレのドイツ勢と、ルノーメガーヌカブリオレだが、走りの楽しさと内装のセンスのよさでは308CCを是非おすすめしたい。
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