日産 新型エクストレイルに自動運転技術搭載で、より魅力的なSUVに進化!
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日産 エクストレイルにプロパイロット搭載!
日産はエクストレイルをマイナーチェンジし、セレナに初搭載して好評を博している自動運転技術「プロパイロット」を、日産SUVとして初採用した
2000年に登場した初代エクストレイル(T30)は、スクエアなデザインと悪路走破性が魅力のSUVとして、同カテゴリーをけん引する人気車種となったが、2013年12月のフルモデルチェンジ(3代目 T32)で丸みを帯びたデザインに一新。さらに世界初のシャシー制御技術やエマージェンシーブレーキなどの最新技術を投入し、新しいエクストレイルのイメージを植えつけた。
その後、ハイブリッドモデルを追加して燃費性能の向上を図り、今回のマイナーチェンジでは、セレナで好評の自動運転技術「プロパイロット」を搭載してさらなる進化を遂げた。
バックドアは足を抜き差しすることで自動開閉
新型エクストレイルには、プロパイロットのほかにもハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」や後方を横切る車両を検知する「後退時車両検知警報」などの新技術が採用された(オプション設定)。
また、バックドアの自動開閉機能が変更され、それまでは手をかざすと開閉するというものだったが、今回のマイナーチェンジで足を抜き差しするだけでバックドアが開閉できる「リモコンオートバックドア」も採用し、装備面での魅力も増した。
デザインにも細かな変更が加えられており、中でも目を引くのはフロントデザインの変更だ。より大きくなったVモーショングリルでタフなイメージを強調するとともに、ヘッドランプ周辺をよりシャープなデザインにすることで、ダイナミックなイメージに変更。
ボディカラーは、プレミアムコロナオレンジやガーネットレッドなどの新色6色を含む全12色を設定。ちょっとしたスリキズやひっかきキズであれば徐々に元通りに復元する「スクラッチシールド」は全色が対応しているのでアウトドアでもガンガン使えるのがうれしい。
ブラック基調で落ち着いた雰囲気のインテリアは、インパネの形状が変更された。また、セレナやノートなどにも取り入れられているDシェイプのステアリングホイールを採用し、より上質な室内空間を実現した。
俳優の渡部豪太さんがスペシャルゲストで登場!いち早くプロパイロットを体験!
横浜にある日産ギャラリーで行われた発表会では、俳優の渡部豪太さんがスペシャルゲストで登場した。
無骨なクルマが好きという渡部さんだが、「エクストレイルは男性が乗るとすごくかっこいいと思うのですが、女性がこのクルマから降りてきてもかっこいいと思います。あと、ボディカラーのオレンジもすごくかわいいです。街で目を引くし、山でも海でもどこを走ってもいいですね」とコメントし、新型エクストレイルは好印象だったようだ。
そんな渡部さんは、リモートオートバックドアの機能を会場で体験。何度か失敗してしまったものの、足でテールゲートを開けることに成功。プロ並みのスケートボードの腕を持つ渡部さんだが、「この機能があれば、スケートボードを地面に一旦置かなくてもバックドアが開けられるので便利ですね」と感想を述べた。
また、プロパイロットを高速道路でいち早く体験したということで、アクセルから足を離していても、ステアリングに手を添えているだけで前車に追従走行する機能には非常に感動していた。
「ステアリングに指を触れているだけで車線の真ん中を走るように制御してくれるので、すごくスムーズでした。あまりに心地が良くて助手席でウトウトしてしまったのですが、それだけ安心感があったということだと思います」と新型エクストレイルにご満悦の様子だった。
セレナやノートで販売好調な日産の次なる新技術に期待
発表会に登壇した日産自動車 専務執行役員 星野朝子氏は、「日産インテリジェントモビリティは車の知能化により、さらに安全で意のままにドライビングを可能にし、よりわくわくするドライビングに進化させていきます。高速道路などにおいてアクセル・ブレーキ・ステアリングのすべてを自動的に制御し、渋滞走行や長時間の走行で感じるストレスを大幅に削減することができるこのプロパイロットは、まさに日産インテリジェントモビリティを具現化した技術です。エクストレイルは、日産として自動ブレーキを最初に搭載したモデルで、その後自動ブレーキを幅広い車種に搭載してきました。今年の3月には自動ブレーキ搭載車が100万台の販売を突破しました。これからも安全機能を搭載した車をどんどん広げていきたいと思っています」とコメントした。
日産が2016年夏に発売した新型セレナはプロパイロット搭載車の第一弾として、好調な売れ行きを続けている。また、電気自動車リーフの技術を応用した新しいパワートレイン「e-POWER」を搭載した新型ノートは、発売から7か月で10万台を突破するなど、日産として近年まれに見る快挙を遂げている。
今後も、プロパイロットやe-POWERを様々な車種に展開していくものと思われ、次はどの車種に搭載されるのか楽しみだ。
また、電気自動車のリーフも秋以降にフルモデルチェンジする予定だが、この新型リーフにどのような新技術が搭載されるのか、期待して待ちたいと思う。
[ TEXT&PHOTO:オートックワン編集部]
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