日産 ティアナ 新型車解説(3/3)
- 筆者:
- カメラマン:小宮岩男
心を満たす大人の静寂な走り
そしてティアナの走りは、そのコンセプトにマッチさせた“落ち着いた静寂な走り”としている。駆動方式はFFと4WDを設定。2.5Lクラスには“VQ25DEエンジン”(最高出力136kW[185ps]/6,000、最大トルク232N・m[23.7kgm]/4,400)、3.5Lクラスには“VQ35DEエンジン”(最高出力185kW[252ps]/6,000、最大トルク335N・m[34.2 kgm]/4,400)を搭載する。
また先代からのQR25DEエンジンは、出力を4%向上させ、さらに中低速のトルクアップを計った。その結果、最高出力123kW[167ps]/5,600、最大トルク240N・m[24.5kgm]/4,000のスペックへと生まれ変わり、今回の4WD車に搭載される。
そしてトランスミッションは、新型エクストロニックCVT+アダプティブシフトコントロールを採用。これは従来のCVTに比べ動力性能や燃費性能を大幅に向上させる働きを持ち、これによりドライバーの運転スタイルや走行環境に応じて変速タイミングを変化させるというものだ。
新型ティアナの燃費性能は、先代ティアナのVQ23DEエンジン+4ATに比べ、200ccの排気量アップを行っているVQ25DEエンジン+CVTがさらに7%の向上を見せ、リッター12.0kmとしている。さらに路面の横滑りを軽減させる“VDC”や、4WDシステムでは、高速道路の運転時に2WDに近い前後トルク配分で、燃費向上に貢献する“オートトルクコントロール”を採用している。
価格は先代に比べ、若干の上乗せが実施されているが、正直この出来栄えに何の問題もないだろう。逆にお得と感じてしまう部分もある。日本人が求める本当のラグジュアリーとは、実はこのティアナにあるのかもしれない。
「“おもてなし”は快適に通ずる。」新型ティアナ、より一層の魅力を引っさげたセダンの誕生である。
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