日産自動車 グローバル・マーケティング・ストラテジー本部 柴山哲也 インタビュー(5/5)
- 筆者: 御堀 直嗣
あいまいなものを、あいまいなまま理解する
柴山哲也は、デザイナーとして日産自動車に入社したが、すでに15年もモーターショーと関わってきた実績を持つ。その彼が座右の銘とするのは「あいまいなものを、あいまいなまま理解する」だ。 ややわかりにくい言葉だが、その心は?
【柴山哲也】エクステリアやカラーのデザインをしたあと、商品企画へ異動し、そこで先行商品開発の担当となりました。その後一旦デザインの部署へは戻ったのですが、ショーブースのデザインをしたり、銀座のギャラリーの店舗デザインをしたり、いわゆる空間デザインに関わるようになりました。
そしてニッサンデザインヨーロッパへ赴任した折も、地元のショーのデザイン担当として、ヨーロッパでのブランドコミュニケーションを担当するデザイン広報の出先機関のような立場にありました。
それから日本に戻って、モーターショーの戦略を担当することになり、結局、これまでの経歴からすればいまの仕事の適役となったのでしょう。こうして、20年近くもなんだかのかたちでモーターショーと関わってくると、部門横断型の仕事であるうえ、そこに国が違い、文化の違う人たちがいっぱい居て、互いの利害関係が一致しないということも起こります。
自分にとっての得が、相手には損なことであるとか…そこから、ときにギスギスした関係にもなりやすい。
モーターショーって、開催日が来たら、我々の仕事はもう終わりなんですね。だから、そこへ駆け込むために、あるところはあいまいにしたまま進めておいて、どこか良い落としどころを見つけるということです。そうしないと、自分にとって物凄いストレスになる。
一つの処世術が、柴山哲也の座右の銘に込められていると言えるだろう。 その柴山哲也にとって、モーターショー担当は、言わば天職ともいえる体験の持ち主でもある。
【柴山哲也】言ってみれば、スーパーカー世代のど真ん中を過ごしてきたのです。
中学生のころから、晴海で開催されていたモーターショーを楽しみに、開催初日の朝からゲートの前に並んで、扉が開かれるとワァーッと駆け込んで行って観ていました。
幕張へ移ってからも、同じように初日の朝に並んで、駆け込んで行ってランボルギーニを観てワクワクしていました。そういうことから、カーデザイナーを目指したというところもあります。
高校生くらいになると、自分で免許を取って運転するということが具体的に近づいてきますから、シビックやMR2といった国産の新しいクルマへも興味が移っていきました。とにかく、モーターショーへはずっと通っていたのです。ですから、いまの担当となって、仕事はとても楽しく、面白いですね。そして、世界中に同僚がいるという実感を持てます。
とにかく、この仕事が好きです!
子どもの頃、モーターショーにワクワクした気持ちを今も忘れぬ柴山哲也が、いま、日産自動車でモーターショーを担当し、その事務局的役割で、世界のモーターショーの進行をまとめている。
好きで、面白くて、楽しいと言い切る柴山哲也が取り仕切る日産のモーターショーが今年どのような展開を見せるのか、そこは、モーターショーの一つの見どころとなるだろう。
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