日産 スカイライン 3.7Lエンジン-7速AT 試乗レポート(4/4)
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最終更新日:
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田 淳
惚れ直したぜ スカイライン
ひさびさに乗ったスカイラインの率直な印象は、「こんなにいいクルマだったっけ?」というのが掛け値ナシのホンネだ。
今回のセダンの変わりようは、実に内容の濃い改良といえる。たとえすでに初期のV36セダンを現時点で愛用しているユーザーにとっても、新型に買い換える価値があるのではと思えたほどである。
2年前、いろいろな意味でガッカリさせられた先代V35に次いで登場した現行V36には、往年のスカイラインファンの期待感にも応える世界が垣間見え、単にV35の延長上にとどまらないオーラがヒシヒシと感じられたものだ。いうまでもなくスタイリングはすばらしく、そして走りも大きく進化を遂げていた。そんなV36が今回、ドライブフィールをさらに洗練させてきたことを喜ばしく思う。
セダン不振の時代にあって、これほど華があり、話題性のある国産セダンというと、ちょっと思い当たらない。「男気」を感じさせる1台である。スカイラインは、いつの時代も輝きを失わない存在に違いない。
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