オーテック オーナーズ グループ 湘南里帰りミーティング2010 イベントレポート!? 第2弾(3/3)

  • 筆者: マリオ 二等兵
  • カメラマン:オートックワン編集部
オーテック オーナーズ グループ 湘南里帰りミーティング2010 イベントレポート!? 第2弾
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新型エルグランド・ライダー

コチラは唯一の参加となった新型エルグランドのライダー。10月16日に納車されたばかりのホヤホヤの新車ということで、エルグランドオーナーの皆さんの注目、そして羨望の的となっておりました。

オーナー様はまだお若い方でしたが、ご実家のほうで旧型エルグランドとセレナのライダーに乗っていたらしく、ライダーのスタイリングがもたらしてくれるスペシャル感が病み付きになったとのこと。

新型エルグランド・ライダーの外装は、フロントバンパー、バンパーグリル、ラジエーターグリル、サイドシルプロテクター、18インチ光輝アルミホイール、スポーツマフラーなどが専用品となっておりますが、イベント会場にはこれらのパーツのデザインを手がけたデザイナー氏も参加していたので、愛車に直筆サインをいただくという、ライダーオーナー様としては究極の夢のような出来事が実現したのであります。

会場には、オーテックの社長やデザイナー氏、各部門のエンジニア氏の姿も見られたので、自分の愛車の開発秘話をはじめ、日産車やオーテック車に関するオモシロ裏話を聞くことができるかもしれない!という楽しみもあるのです。

オーナー様同士の情報交換とともに、普段はなかなか交流できない「作り手」側の生の声も収集できるイベントはそうあるものではありません。オーテックオーナーの皆様が羨ましい限り!

S15シルビアコンバーチブル・ヴァリエッタ

電動開閉ルーフ機構を持つシルビアのコンバーチブルであります。こちらのオーナー様はその昔、「2リッター級のエンジン/5ナンバー級のコンパクトなボディにFR駆動のオープンカーの販売を望む!」という内容の手紙を日産へ送ったところ、その後しばらくしてこのシルビアコンバーチブル・ヴァリエッタが発売。

日産が自分の要望をそのまま実現してくれた奇跡に感激し、その意気に応えるべく、新車で購入されたとのこと。なんとも運命的なお話であります。

本当に日産がいちユーザーの声を聞き入れてくれたのかどうかは不明ですが、自動車メーカーとは、実は意外に一般ユーザーの意見に耳を傾けてくれることが多い(このマリオもいちユーザー時代、スバルに手紙を送って返事をもらったことがあります)ので、本当に偶然ではなかったのかも知れません。

本来はオープンカー化の予定がなかったクーペモデルの屋根をぶった切り、電動開閉メタルトップ化させた複雑なモデルのわりには、ノーマル比約100万円と、当時のお値段は実にリーズナブル。

こんな特殊なクルマが200万円台で買えたという事実を思い出し、あらためて感心させられました。

オープンにすると、ルーフ部分はトランク内部に格納されるのでトランクルームは事実上ゼロに等しくなりますが、重いルーフ部分がトランク内部に移動することで重心は低くなり、さらにリアのトラクションは増すなど、ノーマルのシルビアからは得られないメリットもあるようです。

愛車の聖地・湘南に集う!これぞクルマ文化のあるべき姿のひとつ

オーテックの里帰りイベントに潜入させていただいたのは去年に引き続き今年で2回目になりますが、自分の愛車を愛してやまないクルマ好きの一人として、非常に得難い貴重なひとときを堪能されるオーテックオーナーの皆様が、純粋に羨ましく思えました。

集まったオーナーの皆さんは本当に心から楽しまれたと思います。自分の愛車を全国規模のイベントに展示するため、長距離・長時間を費やして愛車の聖地・湘南を目指す。

聖地では、ネットで知り合った同じ趣味を持つ同志たちと生の交流を深め、意見を交換し合い、互いの愛車を鑑賞し合い、そしてホメ称え合う…。これぞ、成熟したクルマ文化のあるべき姿のひとつであると感動しました。

愛車に対する愛情が深ければ深いほど、得られる悦びと感動もまた、深いものとなるでしょう。

こうしたイベントが年々盛り上がりをみせることで、「日本のクルマ文化は大丈夫!まだまだこれからだ!」との思いを強く抱くことができました。

また来年もお邪魔させていただければ幸いであります。ちなってぃー嬢に書いていただいたサイン入り○○ヅラの行方だけが唯一の気がかりですが…。

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筆者マリオ 二等兵
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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