電気自動車のキャンピングカーって理想的! 日産 e-NV200キャンピングカー、アリでしょ!

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電動車両と、自然の中で楽しむアウトドアレジャーの相性は抜群だ。無駄なアイドリングはしないし、大容量バッテリーから車内の電力供給もまかなえる。そして、そんな理想的なモデルが欧州でお披露目されていた!

キャンピングカー仕様の日産 ミニバン型電気自動車(EV)、これってかなり“アリ”なんじゃない!?

>>「日産 e-NV200 Winter Camper concept(ウィンター キャンパー コンセプト)」を写真で見る[画像42枚]

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  1. 日産の電気自動車は“リーフ”だけじゃない! ミニバンタイプもあるって知ってた!?
  2. 衝撃! 欧州ではキャンピングカーキットが純正で用意されていた
  3. 日本でも売って欲しい“純正キャンピングカーキット”

日産の電気自動車は“リーフ”だけじゃない! ミニバンタイプもあるって知ってた!?

リーフの技術を搭載した欧州産の小型バン「e-NV200」

電気自動車(EV)「リーフ」をいち早く量販し、その技術を用いたハイブリッドシステム“e-POWER”を普及させたりと、クルマの電動化に熱心なイメージのある日産。しかし、ミニバンタイプの電気自動車があったことは案外知られていないようだ。

「e-NV200」は、小型商用車「NV200バネット」をベースにリーフの大容量バッテリーやモーターなどを搭載した100%ピュアEV。スペインの日産工場で生産される輸入車だ。主に都市部の集配業務用途などで活躍をしている。

実は日本では1年以上前にひっそりと販売を終了していた!

e-NV200は2018年、バッテリーを40kWhに増強し航続可能距離300km(JC08モード)を実現させる一部改良を行っている。

ただし残念ながら日本では売れ行きが不振だったようで、e-NV200はその後2019年10月、ひっそりと国内の販売を終了している。

欧州では引き続き販売されているので、2021年2月時点でe-NV200は「日本にない日本車」ということになる。

衝撃! 欧州ではキャンピングカーキットが純正で用意されていた

そして今回ご紹介するのは、2021年1月20日(水)に欧州で発表されたコンセプトカー「日産 e-NV200 Winter Camper concept(ウィンター キャンパー コンセプト)」。e-NV200をベースに、冬のアウトドアレジャー向けのキャンピングカー仕様に仕立てたものだ。

実はキャンピングカーキット自体は欧州日産の純正仕様だった!

内外装は、欧州仕様のNV200/e-NV200用に純正で用意されている(羨ましい!)キャンピングカーキット「Nissan Camper Technology Luxury Kit」を架装している。

室内にはコンパクトなキッチン(シンク・コンロ・冷蔵庫付)、そしてベッドになるリアシートを採用し、ルーフにはポップアップ式のテントを備える。窓も断熱ガラス化された。さらにテントにはバッテリーへの充電も可能なソーラーパネルが設置されており、車内架装品への電力供給も可能となっている。

太いオフロードタイヤやリフトアップといった雪道仕様が“コンセプト”

と、ここまで実は、欧州では普通に買えるメーカー純正のキャンピングカー仕様だった、というのがまず凄いことだ。欧州にはキャンピングカー文化が隅々までしっかり根付いていることを、改めて実感させられる。

したがってe-NV200 ウィンター キャンパー コンセプトが“コンセプト”なのは、主に雪道仕様のオフロードタイヤや地上高のアップ、フロントのスチールバーやフォグランプといった“装飾”の部分に過ぎない。

日本でも売って欲しい“純正キャンピングカーキット”

キャンピングカーとEVは相性抜群なのだ

日産 e-NV200は100%電気自動車だから、走行時に排出ガスを出すことはないし、当然ながらエンジンを積んでいないので無駄なアイドリングをすることもない。電動車両と、自然の中で楽しむアウトドアレジャーの相性は抜群なのだ。

ここ日本でも、整備されたキャンプ場なら外部電源付サイト区画を用意しているのが当たり前になった。宿泊時に電力不足に陥ることも少ないだろう。俄然、キャンピングカー用途でe-NV200が欲しくなった方も多いのではないだろうか。

e-NV200/NV200バネットもそろそろフルモデルチェンジ時期が近い模様

実はe-NV200とベースのNV200バネット、フルモデルチェンジもそう遠くない時期に行われる模様である。既に新型は次期ルノー カングーと統合されることが日産からも公式に発表されている。おそらく日本市場へも導入されるだろう。

そこでぜひ、次の世代のe-NV200では、今回のようなキャンピングカー仕様を最初から導入して欲しい。

昨今のキャンプブームと相まって、きっとユーザーの目には新しいエコな時代を感じさせる象徴的な(そして極めて魅力的な)モデルと映るはずだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:NISSAN]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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