日産 新型 ノート NISMO S 速攻試乗レポート/国沢光宏(1/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:阿部昌也
国沢親方が「ノート NISMO S」を速攻レポート
2012年にフルモデルチェンジした日産のコンパクトカー「NOTE(ノート)」が先日マイナーチェンジを実施。それと同時に、ホットモデル「ノートNISMO(ニスモ)」が登場した。専用チューンの1.6リッターエンジン+5速MTに加え、ボディ補強や専用サス化などのトータルチューニングを施した「ノートNISMO S」と、専用チューンの1.2リッターDIG-S+CVTを載せた「ノート NISMO」の2タイプが用意される。オートックワンでは、どこよりも早くノートNISMO Sを確保! 超速攻で試乗インプレッションをお届けする。レポーターは走りをこよなく愛する自動車評論家、国沢光宏さんだ!
「走る楽しさ」を忘れた日本メーカーから現れた希望の星「NISMO」
現時点でクルマ好きの願いを叶えてくれる唯一の存在がNISMO(ニスモ:ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)かもしれない。日産を含め全てのメーカーは「費用対効果が期待できない」という理由により、スポーティグレードをやめてしまった。ホンダですら「フィット」の1.5リッターにマニュアルミッションを組み合わせた程度の『フィット RS』しかありません。
かつてはほぼ全てのメーカーから「ホットハッチ」と呼ばれるスポーツエンジン搭載モデルをラインナップしていたことを考えれば、大いに寂しい。日本の自動車メーカーの経営陣は「走る楽しさ」という夢を忘れてしまったように思います。だからこそ日本車はヨーロッパ市場で存在感を薄めている。
そんなかで唯一頑張り始めたのがニスモであります。クルマ好きの気持ちを全く理解出来ない日産国内販売部門の管轄下じゃないため、比較的自由に動けるのだろう。相当思い切ったクルマ作りをし始めた。しかも徐々に「凄いね!」度もアップしている。その最新作が「ノート NISMO(ニスモ)」だ。中でも今回は「ノートNISMO S」に注目したい。
なんたって日本で販売しているノートにゃ搭載されていない1.6リッターツインカムの4気筒エンジンを搭載してきた。当然如くマニュアルミッションである。こういったクルマ作りは1980年代の元気一杯な頃の日本みたい。さらにオプションながら、レカロのセミバケットシートまで選べます。
[気になる試乗レポートは・・・次ページへ続く!]
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