栃木県警の日産 GT-Rパトカーの納車セレモニーに潜入!国内最強のパトカーが誕生
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
逃げる気も起きない!?GT-Rのパトカーは国内最強レベル!
海外ではランボルギーニ アヴェンタドールやブガッティ ヴェイロンなど、僕らの度肝を抜くようなブッ飛んだパトカーが実際に走っています。日本でもホンダ NSX(初代)や三菱 GTOなど、「本当に必要なのか!?」と思うほどハイスペックなスポーツカーをベースにしたパトカーが導入されたことがあります。
しかし、2018年6月15日に栃木県警に正式配備されたパトカーはこれまでパトカーに採用された日本のスポーツカーとは比べものになりません。現在市販されている日本車の中では最強と言って過言ではない、日産 GT-R(R35)をベースにしたパトカーが導入されたのです。R35のGT-Rがパトカーになったのは日本初です。
ちなみに、ネットではGT-R nismoが配備されるというウワサが出回っていましたが、このGT-Rはnismoではないとのこと。ではグレードは何なのかと県警の担当者さんに尋ねてみましたが、詳細は答えられないそうです。
購入資金は県民からの寄付金
「カッコ良すぎる!」、「こんなクルマに追いかけられたら逃げられる訳がない(笑)」、「栃木県潤ってるなぁ!」、「本当に必要かコレ…?」。ポジティブな意見の反面、ネガティブなネットの声もちらほら見かけます。しかしご安心あれ。
栃木県警に配備されたGT-Rのパトカーは、購入金額が栃木県民からの寄付によってまかなわれているんです。
※2018年6月15日13:15記事公開時「車両金額の6割を寄付で、残りの約4割を日産自動車が負担」という趣旨の記載をしましたが、その後の取材で誤りであることが判明いたしました。お詫びして訂正いたします。[2018年6月18日11:20追記訂正]
日産 GT-Rは栃木県河内郡上三川町にある日産栃木工場の中で組み立てられていて、日産のメカニックの中でも選ばれた匠達の手によって仕上げられるスペシャルなクルマです。
2018年は日産栃木工場の操業50周年に当たるので、記念の意味合いもあるのかもしれませんね。
パトカーの詳細については答えられないと県警の担当者さんに言われてしまったので、残念ながらみなさんにGT-Rパトカーの詳しいスペックをお伝えすることはできません…。その代わりといっては何ですが、撮影許可が下りた部分を細かく撮影したので、ぜひ写真でお楽しみいただければと思います!
日産 GT-Rとはどんなクルマ?
日産 GT-Rは、570psを発生する3.8リッター V型6気筒ツインターボエンジン(VR38DETT)を搭載しています。このエンジンは熟練の職人により一基ずつ手作業で組み立てられており、手組の証として、職人の名前を刻印したアルミプレートがエンジンに装着されています。
トランスミッションにはGR6型デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を搭載し、駆動方式はもちろんAWD。モンスターエンジンが発生させる大パワーを、余すことなく路面に伝達します。
国内最強レベルのGT-Rですが、GT-Rのスゴいところは誰でもある程度は速く走れてしまうところにあります。まるで運転の技術が格段に向上したかのような錯覚さえ覚えるドライビングフィールは、クルマに拘りのあるエンスー達に「GT-Rはズルい」と言われてしまうほどです。
ウデに自信のあるヤンチャなドライバーでも、こんなパトカーにサイレンを鳴らされてしまったら、大人しく御用になるしかありませんね。
無駄遣い? いえいえ、GT-Rのパトカーが産む経済効果は無限大です!
今回栃木県警が導入したGT-Rの導入には多くの寄付金が使われましたが、このパトカーを導入した栃木県警や栃木県は、寄付金以上の大きな経済効果を産むものと考えられています。
GT-Rのパトカーは大きな話題性があるので、栃木県の知名度向上に大きな役割を果たしますし、イベント等に出展されるこのパトカーを見る為に、遠方から栃木県に訪れる人も増えるという経済効果も生み出すでしょう。
また、この究極のジャパニーズ・パトロールカーに憧れて警察官を目指す若者が出てくれば、有望な人材の確保にも将来期待できます。ヘタな広告やCMを作って多額の税金を使うよりも、よっぽど理にかなった”実際に使える広告塔”だと言えるでしょう。
日産 GT-R(R35)のパトカーなんて日本に1台しかありません。なお、このGT-Rパトカーは、鹿沼の機動隊本隊に配備され、6月18日(月)から運用が開始され、北関東自動車道や東北自動車道のパトロールを行う予定です。
GT-Rパトカーに遭遇したらラッキーですが、くれぐれもこのパトカーのお世話になる事だけは無いように、十分お気をつけくださいませ…。
[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。