日産 GT-R NISMO・GT-R 2014年モデル 試乗レポート/河口まなぶ(2/3)

日産 GT-R NISMO・GT-R 2014年モデル 試乗レポート/河口まなぶ
日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[ボディカラー:ゴールドフレークレッドパール(新色)](左)/日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトP](右) 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール](手前) 日産 GT-R NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 画像ギャラリーはこちら

「オトナ」になった2014年モデルのGT-R

日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[ボディカラー:ゴールドフレークレッドパール(新色)] 試乗レポート/河口まなぶ 7

果たして2014年モデルの日産 GT-Rはどう変わったのか?

ひと言で表すならば「大人になった」と評することができる。

大人になった…の意は、まず端的にモデルとして大人っぽくなったという意味と、それに加えて存在そのものが良い意味でも悪い意味でも“大人になった”のだ。

ではまず端的に大人っぽくなったという点を説明していこう。

プレミアムなGTカーとサーキットアタッカー、明確な2つの方向性を指し示す

日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[ボディカラー:ゴールドフレークレッドパール(新色)] 試乗レポート/河口まなぶ 6日産 GT-R NISMO[2014年モデル] 試乗レポート/河口まなぶ 10

これまでもGT-Rはいくつかグレードが存在していたが、メインとなるのはあくまでもノーマルモデルで、より豪華な仕様やよりレーシーな仕様はあくまでも派生という位置づけだった。またニュルのタイムアタックに関しても標準車で行なうことにこだわっていた。

しかしそうした文法は今回、変更となった。

まずノーマルモデルはメインではあるが、タイムアタック等はおこなわずサーキットからも離れ、とにかくロードカーとしての質を追求する方向になった。一方新たに設定した「GT-R NISMO」が、ノーマルとは異なるよりスパルタンな方向となり、サーキットやタイムアタックはこちらで担当することになった。

つまり今回のGT-Rはその役割がはっきりと分けられた。ロードカーはノーマル、サーキットはGT-R NISMOというように。

そして結論から先にいってしまえば、これによってノーマルは上質な走りを手に入れて「大人っぽくなった」わけだ。

おおげさではなく、欧州プレミアムスポーツに肩を並べるフラットな乗り味へと進化

日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[シート/カラー:セミアニリン本革/アイボリー]日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[ボディカラー:ゴールドフレークレッドパール(新色)]

しかも、その大人ぶりは驚きに値するレベルで、走り出した瞬間に「マジ!?」と言いたくなるほどの違いが即座に体感できるほど。おそらく次の言葉で多くの読者は「おおげさな」と思うだろうが、その乗り味走り味は 「メルセデス・ベンツやBMWを想わせるもの」になった。

いや、これホントの話。快適になったポルシェ911とガチンコで比べられるし、AMGやMにも匹敵する快適なライドだった。

高速道路での印象もひと言、 「スーパーフラット」 だった。日産 GT-Rってこんなに豊かで滑らかな乗り味を手に入れられるの? と。

本当にそんな感じなのだ、ノーマルは。そして一方のNISMOはというと…。

[次ページへ続く]

日産 GT-R Pure edition(2014年モデル)[ボディカラー:オーロラフレアブルーパール]日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[ボディカラー:ゴールドフレークレッドパール(新色)]日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[シート/カラー:セミアニリン本革/アンバーレッド]日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)[シート/カラー:セミアニリン本革/アンバーレッド]日産 GT-R Premium edition(2014年モデル)

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産 GT-Rの最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産 GT-Rのカタログ情報 日産の中古車検索 日産 GT-Rの中古車検索 日産の記事一覧 日産 GT-Rの記事一覧 日産のニュース一覧 日産 GT-Rのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる