新型フェアレディZとS130Zを見比べる! 2代目ではシリーズで定番となった「Tバールーフ」が誕生、新型でも復活なるか?

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昨年8月に北米仕様が公開となった新型フェアレディZだが、2022年1月に開催された東京オートサロン2022の日産ブースにて、待望の日本仕様がアンヴェールされた。

公開された日本仕様は、国内限定240台の「Proto Spec」と9速ATを搭載するラグジュアリーグレード「Version ST」、さらに初代Z432を彷彿とさせるカラーやカスタムを施した「フェアレディZ カスタマイズプロト」。2022年6月下旬から順次販売予定の新型フェアレディZを前に、今回は前回の初代モデルに続き、1978年に登場した2代目フェアレディZ(S130型)を写真と共に振り返る。

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  1. 1978年に2代目「S130型」へモデルチェンジしたフェアレディZ
  2. 2.0リッターの「200Z」と2.8リッターの「280Z」を展開
  3. フェアレディZの定番バリエーション「Tバールーフ」は2代目からスタート

1978年に2代目「S130型」へモデルチェンジしたフェアレディZ

長いボンネットの先に丸型ヘッドライトを装着し、リアエンドまで緩やかに傾斜するルーフラインのファストバックスタイルを持つスポーツカーの日産 フェアレディZは、1978年に2代目「S130型」へモデルチェンジを行った。

2代目フェアレディZ(S130型)は、初代からパフォーマンスを向上させ、デザイン面では初代のキープコンセプトで登場。北米市場を強く意識して開発されたボディは、初代とよく似るが新設計で、大きな違いは幅の拡大。リアサスペンションもセミトレーリングアームに変更された。

2代目フェアレディZ(S130型)と新型フェアレディZを見比べても、リアエンドまで緩やかに傾斜するルーフや、長いボンネットの先に丸型ヘッドライトを装着し、フロントグリルの下部よりもボンネットの先端が前方にせり出しているフロントノーズのデザインの造形やプロポーションには多くの共通点が見られる。

2.0リッターの「200Z」と2.8リッターの「280Z」を展開

2代目フェアレディZ(S130型)のデビュー当初のエンジンラインナップは、直列6気筒 2.0リッターエンジンを搭載する「200Z」と直列6気筒 2.8リッターエンジンを搭載する「280Z」のバリエーションを展開した。

インテリアは、ダッシュボードセンターに初代の3連メーターのイメージが残されたが、内装全体ではラグジュアリーな雰囲気も加味されていた。

フェアレディZの定番バリエーション「Tバールーフ」は2代目からスタート

1980年には国産車初のTバールーフもラインナップ。元々アメリカの香りが強い2代目フェアレディZを、さらにアメリカ車風に見せた。以降、フェアレディZの定番バリエーションとなり4代目Z32型までラインナップされ続けた。

モデル末期の1982年になってからは、アメリカで2.8リッターターボ、日本で2リッターターボ「200Z-T」を設定し、さらなる高性能化も果たしている。また「200Z-T」に装着された215/60R15タイヤは、国産車初のワイドタイヤを装着していたことでも話題となった。

今回は2代目フェアレディZ(S130型)を振り返ってみた。初代フェアレディZからデザインを踏襲しながらも、その後のシリーズで定番となる「Tバールーフ」が誕生した2代目。新型でもその姿を見てみたいところだが、復活はあるのか? 次回は3代目モデルを振り返る。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

日産/フェアレディZ
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新車価格:
539.9万円920万円
中古価格:
45万円2,830万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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