「レンタルカートでは世界一。レーシングカートでは、まだ頂点に立っていない」42歳・久保誠、17年ぶりの世界決勝へ
2014年世界優勝、2025年SWS世界準優勝、2026年国内ランキング1位。日本代表としてポルトガルのROTAX MAX Challenge Grand Finalsに挑戦
2026年10月28日
発信:レーシングカートドライバー 久保 誠
レーシングカートドライバーの久保誠(42歳、広島県出身)は、2026年の国内ROTAX MAX Masters年間ランキング1位を獲得し、11月7日~14日にポルトガル・ポルティマンで開催される「ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2026」に日本代表として出場します。
久保にとって、同大会への出場は2009年以来17年ぶり。今回は40歳以上の経験豊富なドライバーたちが競うDD2 Mastersクラスで、世界の表彰台、そして自身がレーシングカートではまだ果たしていない世界一を目指します。
2014年には「Red Bull Kart Fight World Final」で優勝。2025年には「SWS International Finals」のMasters部門で総合2位を獲得しました。
過去の国際大会で実績を残しながらも、現在も競技活動を継続。チーフメカニックの神田とともに世界大会へ向けたトレーニングを重ねています。
また、万全の競技準備と遠征環境を整えるため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で200万円を目標とする支援募集も開始しています。
2026年シーズン開幕より供に競い合ったライバルたち。シーズン開幕は幸先の良い開幕4連勝でスタート(撮影 LOWLIFE)
2026年4月12日 ROTAX MAX CHALLENGE鈴鹿シリーズ第4戦 MAX Mastersクラスで久保誠選手が4連勝(撮影 Japan Kart)
17年ぶりにレーシングカートの世界へ。42歳で挑む、未完の目標
久保は2005年、2007年、2008年、2009年など、過去にROTAX MAX Challenge Grand Finalsへの出場を経験。その後はSodi World Series(SWS)など、レンタルカートによる国際大会を主な舞台としてきました。
2014年にはオーストリアで開催されたRed Bull Kart Fight World Finalで優勝。2025年にはスペインで開催されたSWS International FinalsのMasters部門で総合準優勝となり、現在も国際舞台での競争力を示しています。
しかし、久保には長年果たせていない目標があります。
それは、レンタルカートだけでなく、レーシングカートの国際大会でも世界の頂点に立つことです。
今回出場するDD2 Mastersは、2速の変速機構と前後ブレーキを備えた本格的なレーシングカートのカテゴリー。レンタルカートとは速度域、車両特性、操作技術、身体的負荷のいずれも異なります。
久保にとって今回の挑戦は、過去の実績を再現するためのものではありません。
レンタルカートで培った車両への適応力と勝負勘を、長年のレーシング経験と融合させ、42歳となった現在の自らの実力を世界で検証する挑戦です。
レッドブルの世界大会『2014年Red Bull Kart Fight World Final』で優勝した日本代表の久保誠選手のチェッカーフラッグを通過する様子(撮影:Red Bull)
2025年SWS International Finals表彰台写真
「自分が世界で通用することを示したい」日本のMasters世代への思い
久保は2026年の国内ROTAX MAX Mastersクラスで年間ランキング1位を獲得しました。
国内シリーズには、長年の経験と技術を持つドライバーが多数参戦。久保もチーフメカニックの神田とともに、シーズン序盤から戦略的にポイントを積み重ねてきました。
低温期の車両コントロールが求められる鈴鹿で早期に結果を出し、4月までに4連勝を記録。シーズン後半は競争の激化や車両の消耗にも直面しましたが、年間ランキング首位で日本代表の座を獲得しました。
今回の世界大会に対し、久保は個人の成績だけでなく、国内の同世代ドライバーたちの競技水準を世界に示したいという思いも持っています。
久保誠 コメント
「私にとって今回の世界大会は、特別な意味があります。
2009年まではレーシングカートで世界に挑戦し、その後はレンタルカートの世界大会で経験を重ねてきました。レンタルでは世界一になれましたが、レーシングカートでは、まだ世界一になっていません。
42歳の今、再びレーシングカートで、しかも同世代の世界の強豪たちと戦える機会を得ました。
自分がどこまで通用するのか、純粋に試してみたい。その一方で、国内Mastersクラスで勝ち抜いてきた以上、日本の同世代のドライバーたちの実力を世界に示したいという思いもあります。
僕が通用しなければ、日本のMastersクラスの実力を示すことはできない。そのくらいの覚悟で挑みます。
17年ぶりのGrand Finalsには不安もあります。でも、世界の強豪たちと戦えることが本当に楽しみです。
まずは表彰台。そして、まだ達成していないレーシングカートでの世界一を目指します。」
2026年9月27日 第23回 ROTAX MAX Festival 日本代表選出者 表彰式 久保誠選手(右上段)(撮影:FESTIKA CIRCUIT MIZUNAMI)
才能だけに頼らない。競技戦略とフィジカルの両面から世界に備える
今回の世界挑戦を技術面から支えるのは、チームオーナー兼チーフメカニックの神田です。
神田は、久保の強みを「反応というより反射に近い車両挙動の修正能力」と評価。通常は扱いの難しい鋭敏な車両特性を、旋回性能と速さに結び付ける能力に注目しています。
その一方で、久保は自身の走りに固執せず、他のドライバーの優れた技術を積極的に取り入れる柔軟性も備えています。
世界大会に向けて、久保は大会で使用されるMOJO D5タイヤへの適応練習を実施。また、大阪の「からだち鍼灸整骨院」で専門家の指導を受け、全身の筋力、体幹、バランス能力などのフィジカルトレーニングに取り組んでいます。
世界大会では公式練習時間が限られるため、国内で大会仕様に近い車両に慣れ、現地入り後は主催者が認める範囲でコースへの理解を深める計画です。
チーフメカニック・神田 コメント
「私は初めて鈴鹿で久保選手の走りを見たとき、その速さに衝撃を受けました。
その後、メカニックとして一緒に戦う中で、ほかのドライバーにはなかなか見られない能力と、勝つために考え抜く姿勢を間近で見てきました。
2026年は限られた予算と練習時間の中で日本代表の座を勝ち取りました。しかし、世界大会では、できる限り本番に近い条件で練習を重ね、久保選手の力を最大限に引き出したい。
勝てる保証はありません。それでも、『予算があれば、もっとできた』という後悔だけは残したくありません。
私自身もメカニックとして、久保選手とともに世界大会へ臨みます。
この挑戦で得た経験を、今後の日本のカート競技や次世代のドライバー育成にも生かしていきたいと考えています。」
ROTAX MAX Masters国内年間シリーズランキング総合優勝を目指して久保選手のマシンを整備するチーフメカの神田(右)
【写真5.:久保選手と神田の2ショット・マシン整備風景】
現役F1ドライバーも利用する大阪の「からだち鍼灸整骨院」で全身のフィジカルトレーニング・大会に向けた準備風景
世界挑戦を支えるクラウドファンディングを実施
久保と神田は、世界大会への渡航・滞在費、国内トレーニング、競技装備、現地でのコース習熟などに必要な費用の一部を確保するため、CAMPFIREで支援募集を開始しました。
プロジェクトテーマは「みんなの夢を乗せて、マコトの頂へ!!」
目標金額は200万円。この他に本人・チーム側でも50万円を負担する計画です。
2026年10月27日時点で、22名から57万5,000円の支援が寄せられ、スポーツ部門「人気ランキング」で3位にランクインしています。
リターンには、世界大会限定ステッカーやTシャツ、世界戦報告会に加え、久保とともに走るグループ走行会、久保と神田によるドライビング・車両セッティングの技術レビューなどを用意しています。
競技関係者だけでなく、世界への挑戦や生涯にわたる技術の追求に共感する個人・企業からの支援も募っています。
CAMPFIREプロジェクト
「みんなの夢を乗せて、マコトの頂へ。」
https://camp-fire.jp/projects/992265/view
※上記の支援実績は2026年10月27日時点。最新情報はプロジェクトページをご確認ください。
【大会概要】
項目 内容
大会名 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2026
開催期間 2026年11月7日~14日
開催地 ポルトガル・ポルティマン
サーキット Kartodromo Internacional do Algarve
出場カテゴリー DD2 Masters
日本代表選手 久保 誠
大会規模 60以上の国・地域から432名が参加予定(全カテゴリー合計)
大会公式サイト https://grandfinals.rotax-racing.com/
久保誠選手エントリーリスト https://rotax-ems.com/media_entrylist.php?class=DDM
久保 誠(Makoto Kubo)
42歳、広島県出身。レーシングカートドライバー。2026年所属チームはVERITAS LV。
幼少期よりカート競技に取り組み、国内外のスプリントレースや国際大会に長年参戦。現在も第一線で競技を続けながら、国内外のドライバーへの技術指導にも携わる。
主な競技実績
1999 モナコで開催された国際カート大会に日本代表として出場
2005 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2005/マレーシア・ランカウイ出場
2007 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2007/UAE・アル・アイン出場
2008 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2008/イタリア・ラ・コンカ出場
2009 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 2009/エジプト・シャルム・エル・シェイク出場
2014 Red Bull Kart Fight World Final 2014/オーストリア・シュピールベルク 優勝
2015~22 Sodi World Series国際耐久大会に複数回参戦
2023 SWS International Finals 2023/スロバキア・Sprint Cup出場
2024 SWS International Finals 2024/ベルギー・ゲンク出場
2025 SWS International Finals 2025/スペイン・カンピージョス、Master Cup 総合2位
2026 ROTAX MAX Masters国内年間ランキング1位
2026 ROTAX MAX Challenge Grand Finals 20269/ポルトガル・ポルティマン 日本代表選出
【報道関係者からのお問い合わせ】
発信者:レーシングカートドライバー 久保 誠
広報・取材窓口:【担当者名】神田 孝(じんだ たかし)
メール:【メールアドレス】tokyogentleman007@gmail.com
電話:【電話番号】090-8208-6444
※ 選手本人・チーフメカニックへのインタビュー、競技写真・動画素材の提供については、上記窓口へお問い合わせください。
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