愛車を守れ!6つの盗難防止対策と5つのリレーアタック対策

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減少しているとはいえ、未だなくなることのない自動車盗難。「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」では注意喚起や理解の促進を目的に、第20次自動車盗難防止キャンペーンを実施する。大切な愛車を守るため、年々巧妙化・多様化しているという自動車盗難の実態や自衛方法について改めて見ていこう。

目次[開く][閉じる]
  1. 正義のヒーローヤッターマンが自動車盗難防止を呼びかけ
  2. 巧妙化・多様化する自動車盗難の手口
  3. 決して他人事ではない「リレーアタック」とは

正義のヒーローヤッターマンが自動車盗難防止を呼びかけ

自動車盗難の防止などを呼びかけている、官民合同プリジェクトチームは、10月7日 「盗難防止の日」に合わせ、10月7日から20日までのあいだ、「第20次自動車盗難防止キャンペーン」を実施する。

昨年までは著名人をメインキャラクターにキャンペーンを実施してきたが、今年は正義のアニメヒーロー「ヤッターマン」を起用した。

キャンペーンのために制作された動画では、正義の味方であるヤッターマンが、6つの盗難防止対策を駆使し、自動車盗難を企むドロンボー一味から車を守る様子が描かれている。

また、警察署や自動車ディーラーといった協力団体関連の場所に、「自動車盗難防止啓発ポスター」を掲出し「自動車盗難防止啓発チラシ」を配布する。

動画内で紹介されている6つの盗難防止対策

盗難認知件素は減っているものの油断は禁物

警察庁統計をもとに損保協会作成した資料によると、過去20年間の自動車盗難認知件数は、2003年の64223件をピークに、2019年には約9割減の7143件と大幅に減少。しかし、プロジェクトチームの一員である一般社団法人 日本自動車工業会の担当者は「件数は減少しているものの手口が巧妙化している」とし、さらに「単独犯ではなくグループ単位での盗難が行われるなど、形態が多様化している」と警鐘を鳴らす。

巧妙化・多様化する自動車盗難の手口

車を離れる際はきちんと施錠を行う、また、車内に貴重品は置かないといった基本的な防止策だけじゃなく、イモビライザーの純正装着などの効果により、自動車盗難の被害は確実に減少している。

しかし、2020年5月に日本損害保険協会が発表した「第21回自動車盗難事故実態調査結果」によると、車両本体の盗難被害は特定車種に集中し、1件あたりに支払われた平均車両保険金は、2019年調査時の361.4万円に対し、2020年は平均401.4万円と年々増加傾向にあるという。

また、「トヨタ ランドクルーザー」「トヨタ プリウス」「レクサス LX」などに集中している。

自宅駐車場での盗難被害はあまり減っていない

また、盗難被害の発生場所として駐車場での被害は、2010年の13265件から2019年の2726件と大幅に減少しているのに対し、同期間で見た場合、一般住宅にある駐車場での件数は3112件(2010年)から2460件(2019年)とあまり減っていない。つまり、自宅の敷地内にある駐車場だからと安心してはいけないということがわかる。

決して他人事ではない「リレーアタック」とは

自宅の敷地内で盗難被害が減らない大きな要因の一つが、近年日本でも被害の報告が増えているという「リレーアタック」だ。

リレーアタックとは、常に微弱な電波を発しているスマートキーの特性を悪用し、犯行グループの1人が特殊な機器でスマートキーからの電波を増幅し中継。車のそばに待機しているもう1人がその電波を受け取り、あたかも車の近くにキーがあるかのように誤作動させることで、解錠はもちろんのこと、エンジンの始動まで行ってしまう。

もちろん、警察やメーカーはリレーアタックの存在は把握しているものの、残念ながら根本的な解決策は打ち出せていない。そのため、私たち自らが対策をとるほかないのである。

リレーアタックに有効とされる代表的な5つの対策

1.スマートキーを玄関など通りから近い場所に置かない

2.家の中では電波を遮断する金属製の缶にスマートキーを入れる

3.スマートキーの電波を遮断する効果のあるケースにスマートキーを収納する

4.スマートキーの節電モードを活用して電波の受信待機を停止させる

5.バー式のハンドルロックなど盗難防止グッズを活用する

スマートキー節電モードの設定方法【トヨタ自動車】

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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