スマートキーあるある3選|笑ってる場合じゃない深刻な問題も

  • 筆者: MOTA編集部
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スマートキーが広く普及しだしてから、もう20年以上が経過しています。でもいまだについうっかりやってしまう「スマートキーあるある」。さらに近年問題になっているスマートキーを介した犯罪についてもご紹介。これは笑い事ではなさそうです。

クルマのかたちをしたスマートキー!? いろんなスマートキーを画像で見てみる

“鍵をひねる”といいがち!「スマートキーあるある」言いたい

皆さんは車のエンジンをかける際、どのように表現しますか? 「鍵をひねる」とつぶやいたアナタ、昭和ですねえ。

ここの20年くらいの間に、いわゆる「スマートキー」が広く普及。鍵を携帯していれば、ボタン操作やドアノブに触れるだけでドアの解錠・施錠が出来たり、プッシュボタンを押せばエンジンの始動が可能になりました。

スマートキーあるある1「ドライバー乗換えで鍵を持ったまま…」

朝、自らの運転で近所の駅まで行き、そのまま電車へ。帰りは奥様が運転を代わり帰宅というのはよくあるシーン。その際にご主人が電車に乗ってから気付く「あ、鍵持ってきちゃった!」。

これはスマートキーあるあるですね。

エンジンを始動したまま車から離れた場合には、車両側でピピピと警告音が鳴り響くので大抵の場合気付きますが、いったんエンジンを止めてしまった場合はもうアウト。くれぐれもご注意ください…。

スマートキーあるある2「うっかり水没!」

とある夏の日、職場の仲間と共に海へ向かったAさん(東京都在住・30代)。最近ちょっと気になってる同僚女子の誘い出しにも成功し、気分良く2時間少々のドライブとなりました。ようやく目の前に砂浜が見えてきたら、そりゃテンション上がりますよね。さあ泳ぐぞ! 遊ぶぞ!

勢い良く飛び出したのはイイけれど、うっかりスマートキーをポケットに入れたままだった…。

幸い海へ流されたりはしなかったものの、塩水をたっぷり浴びてしまいキーもクルマも反応がない! 泣く泣く仲間を置き、タクシーと電車を乗り継いで自宅を往復するはめに。スペアキーを持って浜辺へ戻ったころには、もうすっかり夕方だったそうです(涙)。

笑っていられない「スマートキーあるある」? 盗難のリスクがある!?

ここ数年、スマートキーの電波を悪用した「リレーアタック」という犯罪が密かに横行しているのをご存知でしょうか。

スマートキーは微弱な電波を発していて、クルマに近寄ると車両側の受信機が反応し作動する仕組みです。これを悪用し、犯罪者が特殊な機器でスマートキーからの電波を増幅・中継。オーナーが離れた隙にクルマを解錠してしまうというのです。

警察庁やメーカーでもこの状況は把握しているものの、抜本的な対策はまだ打ち出されていません。

「リレーアタック」と車両盗難の実態

一般社団法人 日本損害保険協会が公開している「第21回自動車盗難事故実態調査結果」(2020年2月調査)によると、車名別盗難状況のワースト5は「トヨタ ランドクルーザー」「トヨタ プリウス」「レクサス LX」「トヨタ アルファード」「レクサス LS」。発生場所のうち51.3%が自宅(屋外)というから、おちおち寝てもいられません。

1件あたりに支払われた平均車両保険金は、2019年調査時の361.4万円に対し、2020年は平均401.4万円と年々増加傾向にあるとのこと。ワースト5の車種の多くもその平均値かそれ以上の額に相当する高級車ばかりです。

調査結果はあくまで被害額などが主。まだ捜査中だったり、そもそも原因がわからないケースがほとんどだと思われ、被害のうちリレーアタックで盗難された割合などは明らかになっていません。

リレーアタック、自衛策はあるの?

上記の損保協会による調査であがった盗難車ワースト5の年式や仕様などは明らかになっていませんが、多くの車種はスマートキー搭載車と思われます。実は自宅と駐車場が近い場合、例えば玄関の近くに鍵を置いてあるとリレーアタックされやすいと指摘する有識者もいます。対策はないのでしょうか。

自衛策としてはまず、鍵を保管する際に電波を遮断する金属の缶に入れておくのが簡単でおススメです。ネット通販やカー用品店でもリレーアタック対策グッズとして、電波遮断キーホルダーや保管ケース、車両側のハンドルロックなどを扱っています。

またメーカーでも、スマートキーの節電モードを活用して電波の受信待機を停止させることで、応急対策になると広報しています。

[筆者:MOTA編集部]

リレーアタックへの応急対策 ~スマートキー節電モードの設定方法~【トヨタ自動車】

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MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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