日産セレナがマイナーチェンジで“アルヴェル”も逃げ出す迫力マスクに

先進安全技術「全方位運転支援システム」を全車に標準装備

日産は人気ミニバン「セレナ」をマイナーチェンジし、2019年8月1日より発売する。迫力を増したフロントマスクを新採用するなどデザインを一新するとともに、先進安全技術の「全方位運転支援システム」を全車に標準装備した。早速マイナーチェンジの詳細を徹底解説しよう。

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デザインは「より力強くスポーティ」に

特徴的な「ダブルVモーショングリル」を筆頭に、『クロームを贅沢にちりばめた宝石のようなグリルパターンなどのリッチで押し出しの強い』(日産のプレスリリースより)フロントマスクや、縦長のリアコンビランプをハイウェイスター専用デザインに変更。セレナらしい佇まいはそのままに、より力強くスポーティに進化させた。なお「セレナ」e-POWERには、新たに16インチアルミホイールを設定し、よりダイナミックで存在感のあるホイールとした。

ボディカラーは「朝日」をイメージした「サンライズオレンジ」と、より精悍でスポーティな「ダークメタルグレー」の新色2色を追加。4つの2トーンカラーを含め、全14色を設定。2トーンカラーは、ルーフの色をすべてダイヤモンドブラックに統一することで、スタイリッシュかつスポーティな印象に仕上げた。

日産初採用の技術も! 先進安全技術がさらに進化した

先進安全技術では、360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」を全車標準設定とし、より安全性能を向上させた。

前方は、対向車がいてもハイビームを維持できるハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を日産として初採用(グレード別設定)した。フロントカメラで前方の状況を検知し、対向車や先行車の有無に応じて、両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させることにより、常に視認性の高い状態が維持される。

後方及び側方については、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時には、後方を横切ろうとする車両を検知し注意を喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」を新設定した。

また「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備にしたことで、全車が「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」(サポカーS<ワイド>)該当車となった。

「プロパイロット」の機能は、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能となり、ワイパー作動時の機能向上も図られた。

日産では『大切な家族と一緒に乗るクルマだからこそ、より安心してお乗りいただける最先端のミニバンに進化しました。』と先進安全機能を充実させた理由について説明する。

日産 新型セレナの価格は「B」[FF]2,399,760円~「e-POWER ハイウェイスターG」[FF]3,657,960円まで[消費税込]。

「全方位運転支援システム」詳細

「全方位運転支援システム」に含まれる装備は下記のとおり。

・アダプティブLEDヘッドライトシステム または ハイビームアシスト(グレード別設定)

・インテリジェントエマージェンシーブレーキ

・標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)

・踏み間違い衝突防止アシスト

・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)

・インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報)

・RCTA(後退時車両検知警報)

カスタムモデル「セレナAUTECH」や福祉車両も同時にマイナーチェンジ

日産の関連会社、オーテックジャパンは、今回のセレナのマイナーチェンジにあわせ、同社が扱うカスタムモデルの「セレナAUTECH(オーテック)」や、乗降をサポートする「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、「助手席スライドアップシート/セカンドスライドアップシート」「チェアキャブ スロープタイプ」「チェアキャブ リフタータイプ」「送迎タイプ」もマイナーチェンジする。ベースのセレナ同様にデザインを一新し、新たな先進安全技術を採用している。

ステップタイプ、LVシリーズは2019年8月1日より、セレナAUTECHは今秋にそれぞれ発売する。

価格はステップタイプが2,921,400円~3,696,840円、LVシリーズが2,762,000円~3,793,000円[価格は全て消費税込み]。

セレナAUTECHも新デザインに

セレナAUTECHは、マイナーチェンジにあわせデザインを変更。e-POWERには新デザインの専用16インチアルミホイールを採用した。

インテリアでは、柔らかな手触りをもち、体を優しくサポートするレザレットをシート地に新採用。また、ハンドルやシートなどにブルーをあしらい、ピラーや天井色をブラックに変更した。インテリア全体をブルーとブラックでコーディネートすることにより、高級感のあるエレガントな空間を演出した。

「プレミアムスポーティミニバン」としてハンドリングや加速感をチューニングした「AUTECH SPORTS SPEC」では、新たに遮音性を徹底追及し、ドライバーにも同乗者にもより上質で快適な移動空間を提供した。

ボディカラーは「AUTECH」の専用色カスピアンブルーに加えセレナ同様にルーフの色をダイヤモンドブラックとした専用2トーンカラーなど、新たな2つの2トーンカラーを含めた、全7色を設定した。

なお価格は未定。今秋の正式発表時に明らかにされる予定だ。

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