VWの新型SUV「T-Cross」がユーロNCAPで5つ星を獲得
VW「T-Cross」がユーロNCAPで5つ星を獲得
フォルクスワーゲンの新型コンパクトSUV「T-Cross(Tクロス)」が、ヨーロッパで実施されている自動車安全テスト「ユーロNCAP(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)」において、最高評価の5つ星を獲得した。
小型車セグメントに属するT-Crossには、以前は上位セグメントのモデルにしか採用されていなかった運転支援システムが数多く標準装備されており、優れた衝突安全性と乗員保護性能によってユーロNCAPのすべての評価カテゴリーで最高スコアを記録した。
すべての評価カテゴリーで最高スコアを記録
家族の安全を守る
T-CrossはユーロNCAPの「成人乗員保護」カテゴリーにおいて、97%という驚異的な達成率を記録し、小型SUVが安全面で大型モデルにも引けをとらないことを証明した。
また「子供の安全性」評価でも86%という高い評価を得て、ファミリー向けの小型SUVとしても存在感を示した。
乗員だけでなく、歩行者の安全も
アクティブサポートシステムの評価は80%で、この車両カテゴリーにおける従来の基準を大きく上回った。
また受動的保護装置に加え、歩行者や自転車乗員の安全性を高めるアクティブフロントアシスト機能も装備しており、このカテゴリーでは81%という非常に高い評価を得ている。
先進安全機能を標準装備
「T-Cross」には、歩行者モニタリング機能を含むフロントアシスト、周辺モニタリングシステム、シティエマージェンシーブレーキシステム)、レーンキープアシストシステム、ヒルスタートアシストにくわえ、事故の危険を検知すると自動的に窓とサンルーフを閉じ、シートベルトのテンションを引き上げ、ブレーキ圧を高めるプロアクティブオキュパントプロテクションが標準装備されている。
その他にもレーンチェンジ アシスト、ブラインドスポットモニター、リアトラフィックアラートが標準装備に含まれている。
さらにドライバーアラートシステム、パークアシスト、レーダーセンサーによってクルマを制御し、自動的にアクセルとブレーキを操作するアダプティブクルーズコントロールは、オプションで設定されている。
ユーロNCAPについて
ユーロNCAPは過去20年にわたり、ヨーロッパで発売された新型モデルの安全性を厳格に評価する役割を果たしている。
テスト基準は継続的に厳格化され、現在は、さまざまな衝突シナリオが用意されている。例えば64km/hの速度と40%のオーバーラップ率でアルミニウム製のバリアに正面衝突させるテストや、50km/hの速度で車両の側面構造に側面衝突させるテスト、32km/hの速度でポールに側面衝突させるテストなどが含まれている。
ユーロNCAPはまた、標準装備されているドライバーアシスタンスシステムに関しても、より厳格な要件を規定している。
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