日産、商用EV「e-NV200」の航続距離が300kmに延長…大容量バッテリー採用で充電回数も少なく
日産が、商用電気自動車「e-NV200」を仕様向上し、2018年4月19日より注文受付を開始した。なお、発売は12月を予定している。
価格(消費税込)は、バンが395万4960円~405万4320円、ワゴンが460万800円~476万2800円となる。
e-NV200は、商用車としての積載性の高さ、使い勝手の良い運転席周り、EVならではの力強い加速と静粛性を兼ね備えた商用EVで、給電機能のパワープラグ(100Vコンセント)により外出先でも電気製品を使用でき、走る蓄電池としてもさまざまなビジネスシーンに役立っている。
さらに、EVパワーステーションを設置することで、e-NV200の電気をオフィスや店舗などへ供給することが可能となり、停電時や非常時などのバックアップ電源としても活用できる。
今回の仕様向上では、40kWhの大容量バッテリーを採用することで、航続距離300km(JC08モード)を実現した。
日産 e-NV200の特長
40kWhの大容量バッテリーを採用
40kWhの大容量バッテリーの採用により、航続距離300km(JC08モード)を実現した。航続距離の延長すると、充電回数もこれまでより少なくて済むようになる。
「パワープラグ」の電力供給時間が15時間へ拡大
バッテリー容量が40kWhに増えたことにより、パワープラグの1000Wでの使用時間が従来の約8時間から約15時間へと拡大するとともに、パワープラグから給電した後の走行距離にも余裕が生まれる。
バッテリーの高寿命化を実現
バッテリー容量の低下抑制や耐久性の向上などにより、バッテリーの高寿命化を実現した。これにより、保証を従来の5年10万kmから8年16万kmへ延長した。
大容量バッテリーでも普通充電8時間で満充電が可能
車両に標準装備している普通充電器を、従来の3kWから6kWへ変更した。オフィスや店舗などで6kW普通充電器(壁掛型)を導入することにより、40kWhの大容量バッテリーでも従来と同等の約8時間で満充電が可能となる。
その他の主な変更点
・パワープラグを標準装備 (全車)
・EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)の利便性・操作性を向上 (ワゴン)
-DVD再生機能を追加、ミュージックボックス機能を追加、多彩なタッチ操作に対応、など
・オートライトシステムを標準装備 (全車)
・UVカット断熱プライバシーガラス<スライドドア、リヤサイド、バックドア+スライドサイドウインドウ(両側)>を標準装備 (ルートバンを除くバン)
・ボディカラーに「エクセレントブルー」を新設定 (全5色)
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