日産 初代リーフ対象、10セグメント相当のセルを再利用した“再生バッテリー”に交換するサービス開始

バッテリーの再生利用は通常の半額で提供

日産は、同社の電気自動車である初代リーフに搭載されるバッテリーを、使用済みバッテリーを再生したものと有償で交換するプログラムを開始した。使用される再生バッテリーは、日産と住友商事との合弁会社であるフォーアールエナジー株式会社が製品化を行う。

【ここが重要】再生バッテリーは10/12セグメントのセルを選抜したものを提供

今回対象となるのは24kWhのバッテリーで、交換費用は30万円となる。バッテリーは使用と共に劣化するが、今回提供される再生バッテリーは、10/12セグメントのセルを抜粋して再構成したバッテリーユニットが提供されるとのこと。セグメントとは、リーフのバッテリー劣化度を表す指標のことで、メーターなどの横に表示される。新品は12/12セグメントというわけだ。

正確に「新品の何%の容量」と表現することはできないそうだが、10/12相当のバッテリーが半額以下で提供されるのだから、初代リーフオーナーには朗報かもしれない。

今後は、その他のバッテリーにも交換プログラムを適用するとしている。なお、それぞれ新品で交換したときの価格は以下の通り。

24kWh:65万円

30kWh:80万円

40kWh:82万円

使用済みバッテリーの再利用方法は他にも

これから増え続けるであろう電気自動車の使用済みバッテリーを再利用する方法は、再製品化以外にも考案されている。同じくフォーアールエナジーが製品化する再生バッテリーを、外灯に再利用するプロジェクトだ。

「THE REBORN LIGHT」というプロジェクト名で、具体的には震災から復興しつつある福島県・浪江町に4Rのバッテリー再生工場を開所し、外灯を必要とする町内各所に設置するというもの。雇用を生み出すとともに、インフラの復興を行う一石二鳥のプロジェクトだ。

>>「THE REBORN LIGHT」について詳しくはこちら

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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