アウディ、2019年に市販予定のEVコンセプト「エレーヌ」はA8よりも高度な自動運転を搭載【東京モーターショー2017】

アウディは、10月25日に開幕する東京モーターショー2017において、「Audi Elaine concept(アウディ エレーヌ コンセプト)」を日本初公開する。これは、2019年に市販予定のアウディ第2の電気自動車を予告するモデルである。4ドアSUVクーペを具現しユニークなスタイリングが特徴的だ。

さらに、エレーヌ コンセプトは3つのモーターによりquattroドライブを実現。機能面では、タッチパネルを大胆に導入。また、A8よりも高度な自動運転システムを搭載することがわかっている。

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上海ショーで初公開された「e-tron スポーツバック」がさらに進化

アウディは、2017年5月に開催された上海自動車ショーで、デザインスタディでありテクノロジーデモンストレーターでもある「e-tron スポーツバック」を初公開した。

これは、2019年に発売を予定しているアウディにとって2番目の生産型電気自動車の先駆けとなるモデル。今回東京モーターショーに出品するエレーヌ コンセプトは、そのモデルをベースに、AIハイウェイパイロットなど次世代の自動運転テクノロジーを搭載したモデルで、ボディライン、3つのモーターを用いたフルエレクトリックのquattroドライブ、先進的なライティングテクノロジーなどは、e-tron スポーツバックと共通している。

エレーヌ コンセプトのエクステリア&インテリア

エクステリアは、ハイテク感のある5スポークデザインを備えた大径23インチホイールにより、SUVクーペとしての力強い存在感を演出。 全長4.90m、全幅1.98m、全高1.53m、ホイールベース2.93mと、A7と近いボディサイズとなっている。市場ではCセグメントに属することになる。

インテリアは明るくすっきりしたデザインとなっており、機能的なレイアウトのなかで操作ボタンや、つまみの数は大胆に減らされている。

ドライバーと乗員は、中央のディスプレイの下、センターコンソールの上、そして前後のドアトリムにも設けられたタッチスクリーンを介し情報にアクセスしたり、各システムを操作する事ができる。

4座の独立シートを備えた室内は、水平基調のダッシュボードのデザインと宙に浮いているように見えるセンターコンソールによって、広々とした印象が強調されている。

conceptのライティングテクノロジーに最新技術を投入

エレーヌ コンセプトのライティングテクノロジーには、昼夜を問わず最適な視認性を実現するための最新技術が投入されている。ボディの前後に設置されたデジタル制御式マトリクスLEDユニットにより、多彩な光の演出が行われる。

細分化されたデジタルマトリクスプロジェクターは、前方の道路に向けて文字通りマークを表示することで、歩行者等とのダイナミックなコミュニケーションを取ることが可能となる。これにより歩行者は、例えば自動運転モードで走行している時など、その状況を知ることができる。

また、アニメーション機能を備えたLEDのフィールドを使って、乗り降りするときなどに、ドライバーや乗員に向けてサインを発したりする。

0-100km/h加速はわずか4.5秒!

エレーヌ コンセプトに搭載されている駆動システムは、将来アウディが生産型電気自動車に採用を予定しているものと同じ構成になっている。フロントアクスルに1つ、リアアクスルに2つのモーターを設置して4輪全てを駆動することでこの高性能クーペを、アウディの伝統に連なるquattroモデルの1台に仕上げている。

3つのモーター合わせて320kW(ブーストモードでは370kWを発揮)のパワーにより、目覚ましい運動性能が得られている。0-100km/h加速に要する時間はわずか4.5秒である。

バッテリーのエネルギー容量は95kWhで、500kmを超える航続走行が可能。バッテリーの充電には2つの方法があり、150kWのパワーでの高速充電が可能なほか、アウディワイヤレスチャージング(AWC)システムを利用しワイヤレス(非接触)で充電することもできる。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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